比・比例式の文章題 008

比・比例式 008 ★☆☆

ある図書室にある物語の本と図鑑(ずかん)の冊数の比は7:3で、図鑑は84冊です。物語の本は何冊ありますか。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

線分図物語の本(比7)、図鑑(比3)物語の本(比7)?冊図鑑(比3)84冊
線分図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

物語の本の冊数をx冊とする

ほかの置き方
  • 比の1つ分をx冊とする(物語の本は7x冊、図鑑は3x冊。この場合は、求めた x を7倍して物語の本の冊数にする)

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(冊)

✏ 答案に書く

  • 物語の本の冊数:x(冊)
  • 図鑑の冊数:84(冊)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分単位
物語の本の冊数x
図鑑の冊数84
外側の2つの積x×3
内側の2つの積84×7

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

✏ 答案に書く

物語の本と図鑑の冊数の比 x:84 が、問題の7:3と同じなので、

x:84=7:3

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン F 比

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. x:84=7:3
  2. x×3=84×7
  3. 3x=588
  4. x=196

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=196 を x:84=7:3 に代入すると、196:84=7:3

外側の積:196×3=588

内側の積:84×7=588

外側の積と内側の積が等しいので、x=196 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、外側の積 588 と内側の積 588 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

物語の本が196冊なら、物語の本と図鑑は196:84。両方を28でわると7:3になり、問題と合う。

✏ 答案に書く

物語の本の冊数は、196冊である。

答え 196冊

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく物語の本の冊数をx冊とする。
  2. 表す物語の本の冊数:x(冊)
    図鑑の冊数:84(冊)
  3. つなぐ物語の本と図鑑の冊数の比 x:84 が、問題の7:3と同じなので、
    x:84=7:3
  4. 解くx:84=7:3
    x×3=84×7
    3x=588
    x=196
  5. 確かめるx=196 を代入すると、196:84=7:3
    外側の積:196×3=588
    内側の積:84×7=588
    外側の積と内側の積が等しいので、x=196 は方程式の解である。
  6. 解けた物語の本の冊数は、196冊である。
    答え 196冊

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、x:847:3 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

物語の本と図鑑の冊数の比が7:3なので、x:84 も7:3と同じ割合になるから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:x:84=3:7 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?比の数を、書いてある順番を確かめずに逆に当てはめてしまう。

どう確かめる?解くとx=36。xに36を入れると物語の本が図鑑の84冊より少なくなるが、7:3では物語の本のほうが多いはず。比の前と後ろが「物語:図鑑」の順か確かめよう。

気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。

もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:x:84=7:10 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?7+3=10を全体と考え、図鑑の冊数を全体の10と組にしてしまう。

どう確かめる?解くとx=58.8で、冊数が小数になる。xに58.8を入れると 58.8:84 は7:10で、7:3にならない。84冊は図鑑だけの冊数なので、図鑑の3と組にしよう。

気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

  • a:b=c:d のとき、外側の積=内側の積になるって分かる?

    ためしに1問:赤いビーズが12個、青いビーズが18個あります。赤と青の個数の比を、できるだけ小さい整数の比で表しましょう。また、その比の値を求めましょう。

    答えを見る

    2:3(比の値は2/3)

    小6「比」を復習する(ポイント・例題・確認問題)

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:内容の取扱い ⑷(比例式)⑶ 一元一次方程式 イ(イ)