比・比例式の文章題 009
縦と横の長さの比が4:3の写真を、形を変えずに拡大(かくだい)して、横の長さを27cmにします。拡大した写真の縦の長さは何cmですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
拡大した写真の縦の長さをxcmとする
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(cm)
✏ 答案に書く
- 拡大した写真の縦:x(cm)
- 拡大した写真の横:27(cm)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 拡大した写真の縦 | x | cm | ||
| 拡大した写真の横 | 27 | cm | ||
| 外側の2つの積 | x×3 | |||
| 内側の2つの積 | 27×4 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
形を変えずに拡大したので、縦と横の比 x:27 がもとの4:3と同じなので、
x:27=4:3
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン F 比
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- x:27=4:3
- x×3=27×4
- 3x=108
- x=36
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=36 を x:27=4:3 に代入すると、36:27=4:3
外側の積:36×3=108
内側の積:27×4=108
外側の積と内側の積が等しいので、x=36 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、外側の積 108 と内側の積 108 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
縦36cmなら、縦と横は36:27。両方を9でわると4:3になり、もとの写真と同じ形で、問題と合う。
✏ 答案に書く
拡大した写真の縦の長さは、36cmである。
答え 36cm
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく拡大した写真の縦の長さをxcmとする。
- 表す拡大した写真の縦:x(cm)
拡大した写真の横:27(cm) - つなぐ形を変えずに拡大したので、縦と横の比 x:27 がもとの4:3と同じなので、
x:27=4:3 - 解くx:27=4:3
x×3=27×4
3x=108
x=36 - 確かめるx=36 を代入すると、36:27=4:3
外側の積:36×3=108
内側の積:27×4=108
外側の積と内側の積が等しいので、x=36 は方程式の解である。 - 解けた拡大した写真の縦の長さは、36cmである。
答え 36cm
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、x:27 と 4:3 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
形を変えずに大きくすると、縦と横の長さの比はもとの4:3のまま変わらないから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x:27=3:4 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?比の数を、縦と横で逆に当てはめてしまう。
どう確かめる?解くとx=20.25。xに20.25を入れると縦が横の27cmより短くなるが、4:3では縦のほうが長いはず。「縦:横」の順か確かめよう。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」
Aさんはこう書きました:x-27=4-3 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?拡大しても、縦と横の長さの差が変わらないと考えてしまう。
どう確かめる?解くとx=28。xに28を入れると 28:27 になり、4:3にならない。拡大して変わらないのは差ではなく比なので、比の式にしよう。
気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- a:b=c:d のとき、外側の積=内側の積になるって分かる?
小6「比」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:赤いビーズが12個、青いビーズが18個あります。赤と青の個数の比を、できるだけ小さい整数の比で表しましょう。また、その比の値を求めましょう。
答えを見る
2:3(比の値は2/3)
学習指導要領の項目:内容の取扱い ⑷(比例式)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)