比・比例式の文章題 010

比・比例式 010 ★★☆

焼いたクッキー56枚を、兄と妹で4:3の割合に分けます。妹は何枚もらえますか。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

テープ図兄:妹=4:3:兄+妹 ?枚。合計は 56枚兄:妹=4:3合計 56枚妹 ?枚
テープ図:量の合計や差を表す図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

妹がもらうクッキーの枚数をx枚とする(兄は56-x枚)

ほかの置き方
  • 兄がもらうクッキーの枚数をx枚とする(妹は56-x枚)

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(枚)

✏ 答案に書く

  • 妹の枚数:x(枚)
  • 兄の枚数:56-x(枚)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分単位
妹の枚数x
兄の枚数56-x
外側の2つの積(56-x)×3
内側の2つの積x×4

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

✏ 答案に書く

兄と妹の枚数の比 (56-x):x が、分ける割合の4:3と同じなので、

(56-x):x=4:3

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン F 比

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. (56-x):x=4:3
  2. 3(56-x)=4x
  3. 168-3x=4x
  4. -7x=-168
  5. x=24

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=24 を (56-x):x=4:3 に代入すると、(56-24):24=4:3

外側の積:(56-24)×3=96

内側の積:24×4=96

外側の積と内側の積が等しいので、x=24 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、外側の積 96 と内側の積 96 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

妹が24枚なら、兄は56-24=32枚。32:24 は両方を8でわると4:3で、合わせて56枚になり、問題と合う。

✏ 答案に書く

妹がもらうクッキーの枚数は、24枚である。

答え 24枚(兄は32枚)

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく妹がもらうクッキーの枚数をx枚とする(兄は56-x枚)。
  2. 表す妹の枚数:x(枚)
    兄の枚数:56-x(枚)
  3. つなぐ兄と妹の枚数の比 (56-x):x が、分ける割合の4:3と同じなので、
    (56-x):x=4:3
  4. 解く(56-x):x=4:3
    3(56-x)=4x
    168-3x=4x
    -7x=-168
    x=24
  5. 確かめるx=24 を代入すると、(56-24):24=4:3
    外側の積:(56-24)×3=96
    内側の積:24×4=96
    外側の積と内側の積が等しいので、x=24 は方程式の解である。
  6. 解けた妹がもらうクッキーの枚数は、24枚である。
    答え 24枚(兄は32枚)

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、(56-x):x4:3 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

2人の枚数を合わせると56枚で、兄と妹の枚数の比が4:3になるように分けるから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:x:(56-x)=4:3 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?妹の枚数xを、比の前(兄の4)と組にしてしまう。

どう確かめる?解くとx=32。xに32を入れると妹32枚、兄24枚で妹のほうが多くなるが、4:3では兄のほうが多いはず。比の前と後ろが「兄:妹」の順か確かめよう。

気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。

もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:x:56=3:4 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?56枚を兄の枚数と取り違え、兄の4と組にしてしまう。

どう確かめる?解くとx=42。xに42を入れると兄は56-42=14枚で、兄:妹は14:42になり4:3にならない。56枚は2人の合計なので、兄は 56-x と表そう。

気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

  • a:b=c:d のとき、外側の積=内側の積になるって分かる?

    ためしに1問:赤いビーズが12個、青いビーズが18個あります。赤と青の個数の比を、できるだけ小さい整数の比で表しましょう。また、その比の値を求めましょう。

    答えを見る

    2:3(比の値は2/3)

    小6「比」を復習する(ポイント・例題・確認問題)

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:内容の取扱い ⑷(比例式)⑶ 一元一次方程式 イ(イ)