比・比例式の文章題 011
ある学年で、自転車で通学する人数と歩いて通学する人数の比は2:5で、歩いて通学する人は自転車で通学する人より18人多いです。自転車で通学する人は何人ですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
自転車で通学する人数をx人とする(歩いて通学する人数はx+18人)
ほかの置き方
- 歩いて通学する人数をx人とする(自転車で通学する人数はx-18人)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(人)
✏ 答案に書く
- 自転車で通学する人数:x(人)
- 歩いて通学する人数:x+18(人)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 自転車で通学する人数 | x | 人 | ||
| 歩いて通学する人数 | x+18 | 人 | ||
| 外側の2つの積 | x×5 | |||
| 内側の2つの積 | (x+18)×2 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
自転車と歩きの人数の比 x:(x+18) が、問題の2:5と同じなので、
x:(x+18)=2:5
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン F 比
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- x:(x+18)=2:5
- 5x=2(x+18)
- 5x=2x+36
- 3x=36
- x=12
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=12 を x:(x+18)=2:5 に代入すると、12:(12+18)=2:5
外側の積:12×5=60
内側の積:(12+18)×2=60
外側の積と内側の積が等しいので、x=12 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、外側の積 60 と内側の積 60 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
自転車が12人なら、歩きは12+18=30人。12:30 は両方を6でわると2:5になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
自転車で通学する人数は、12人である。
答え 12人(歩いて通学する人は30人)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく自転車で通学する人数をx人とする(歩いて通学する人数はx+18人)。
- 表す自転車で通学する人数:x(人)
歩いて通学する人数:x+18(人) - つなぐ自転車と歩きの人数の比 x:(x+18) が、問題の2:5と同じなので、
x:(x+18)=2:5 - 解くx:(x+18)=2:5
5x=2(x+18)
5x=2x+36
3x=36
x=12 - 確かめるx=12 を代入すると、12:(12+18)=2:5
外側の積:12×5=60
内側の積:(12+18)×2=60
外側の積と内側の積が等しいので、x=12 は方程式の解である。 - 解けた自転車で通学する人数は、12人である。
答え 12人(歩いて通学する人は30人)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、x:(x+18) と 2:5 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
歩いて通学する人数は自転車より18人多く、2つの人数の比が2:5になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x:18=2:5 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?人数の差の18人を、歩いて通学する人数と取り違えてしまう。
どう確かめる?解くとx=7.2で、人数が小数になる。18人は2つの人数の差なので、歩いて通学する人数は x+18 と表してから比を作ろう。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x:(x-18)=2:5 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「18人多い」を、ひき算にしてしまう。
どう確かめる?解くとx=-12で、人数がマイナスになる。xに-12を入れても場面に合わない。歩いて通学する人のほうが多いので、x+18 にしよう。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- a:b=c:d のとき、外側の積=内側の積になるって分かる?
小6「比」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:赤いビーズが12個、青いビーズが18個あります。赤と青の個数の比を、できるだけ小さい整数の比で表しましょう。また、その比の値を求めましょう。
答えを見る
2:3(比の値は2/3)
学習指導要領の項目:内容の取扱い ⑷(比例式)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)