比・比例式の文章題 013

比・比例式 013 ★★★

果汁(かじゅう)と水を2:3の割合で混ぜたジュースが500mLあります。これに果汁だけを何mLか加えて、果汁と水の比を3:2にします。果汁を何mL加えればよいですか。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

テープ図はじめ 果汁:水=2:3:果汁+水、果汁を?mL加えたあと 3:2:果汁++?mL+水。合計は 500mLはじめ 果汁:水=2:3合計 500mL果汁果汁を?mL加えたあと 3:2果汁+?mL
テープ図:量の合計や差を表す図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

加える果汁の量をxmLとする

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(mL)

✏ 答案に書く

  • はじめの果汁:500×2/5(mL)
  • 水(変わらない):500-200(mL)
  • 加えたあとの果汁:200+x(mL)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分単位
はじめの果汁500×2/5mL
水(変わらない)500-200mL
加えたあとの果汁200+xmL
外側の2つの積(200+x)×2
内側の2つの積300×3

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

✏ 答案に書く

水は300mLのままで、加えたあとの果汁と水の比 (200+x):300 が3:2と同じなので、

(200+x):300=3:2

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン F 比

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. 果汁は 500×2/5=200、水は 500-200=300
  2. (200+x):300=3:2
  3. 2(200+x)=900
  4. 400+2x=900
  5. 2x=500
  6. x=250

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=250 を (200+x):300=3:2 に代入すると、(200+250):300=3:2

外側の積:(200+250)×2=900

内側の積:300×3=900

外側の積と内側の積が等しいので、x=250 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、外側の積 900 と内側の積 900 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

果汁を250mL加えると、果汁は200+250=450mL、水は300mLのまま。450:300 は両方を150でわると3:2で、問題と合う。

✏ 答案に書く

加える果汁の量は、250mLである。

答え 250mL

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく加える果汁の量をxmLとする。
  2. 表すはじめの果汁:500×2/5(mL)
    水(変わらない):500-200(mL)
    加えたあとの果汁:200+x(mL)
  3. つなぐ水は300mLのままで、加えたあとの果汁と水の比 (200+x):300 が3:2と同じなので、
    (200+x):300=3:2
  4. 解く果汁は 500×2/5=200、水は 500-200=300
    (200+x):300=3:2
    2(200+x)=900
    400+2x=900
    2x=500
    x=250
  5. 確かめるx=250 を代入すると、(200+250):300=3:2
    外側の積:(200+250)×2=900
    内側の積:300×3=900
    外側の積と内側の積が等しいので、x=250 は方程式の解である。
  6. 解けた加える果汁の量は、250mLである。
    答え 250mL

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、(200+x):3003:2 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

果汁を加えても水の量は300mLのまま変わらず、加えたあとの果汁と水の比が3:2になるから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:(500+x):300=3:2 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?ジュース全体の500mLを、果汁の量と取り違えてしまう。

どう確かめる?解くとx=-50で、加える量がマイナスになる。500mLはジュース全体の量なので、果汁だけの量 500×2/5=200mL にしてから比を作ろう。

気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。

ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:(200+x):(300+x)=3:2 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?果汁だけを加えたのに、水もふえると考えてしまう。

どう確かめる?解くとx=-500で、加える量がマイナスになる。加えるのは果汁だけなので、水は300mLのまま変わらない。

気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

  • a:b=c:d のとき、外側の積=内側の積になるって分かる?

    ためしに1問:赤いビーズが12個、青いビーズが18個あります。赤と青の個数の比を、できるだけ小さい整数の比で表しましょう。また、その比の値を求めましょう。

    答えを見る

    2:3(比の値は2/3)

    小6「比」を復習する(ポイント・例題・確認問題)

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:内容の取扱い ⑷(比例式)⑶ 一元一次方程式 イ(イ)