比・比例式の文章題 014
いま、母は42歳、子どもは12歳です。母と子どもの年齢の比が5:2になるのは何年後ですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
母と子どもの年齢の比が5:2になる年数を、x年後とする
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(歳・年)
✏ 答案に書く
- x年後の母の年齢:42+x(歳)
- x年後の子どもの年齢:12+x(歳)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| x年後の母の年齢 | 42+x | 歳 | ||
| x年後の子どもの年齢 | 12+x | 歳 | ||
| 外側の2つの積 | (42+x)×2 | |||
| 内側の2つの積 | (12+x)×5 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
x年後の母と子どもの年齢の比 (42+x):(12+x) が、5:2と同じになるので、
(42+x):(12+x)=5:2
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン F 比
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- (42+x):(12+x)=5:2
- 2(42+x)=5(12+x)
- 84+2x=60+5x
- -3x=-24
- x=8
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=8 を (42+x):(12+x)=5:2 に代入すると、(42+8):(12+8)=5:2
外側の積:(42+8)×2=100
内側の積:(12+8)×5=100
外側の積と内側の積が等しいので、x=8 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、外側の積 100 と内側の積 100 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
8年後なら、母は42+8=50歳、子どもは12+8=20歳。50:20 は両方を10でわると5:2で、問題と合う。
✏ 答案に書く
母と子どもの年齢の比が5:2になるのは、8年後である。
答え 8年後
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく母と子どもの年齢の比が5:2になる年数を、x年後とする。
- 表すx年後の母の年齢:42+x(歳)
x年後の子どもの年齢:12+x(歳) - つなぐx年後の母と子どもの年齢の比 (42+x):(12+x) が、5:2と同じになるので、
(42+x):(12+x)=5:2 - 解く(42+x):(12+x)=5:2
2(42+x)=5(12+x)
84+2x=60+5x
-3x=-24
x=8 - 確かめるx=8 を代入すると、(42+8):(12+8)=5:2
外側の積:(42+8)×2=100
内側の積:(12+8)×5=100
外側の積と内側の積が等しいので、x=8 は方程式の解である。 - 解けた母と子どもの年齢の比が5:2になるのは、8年後である。
答え 8年後
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、(42+x):(12+x) と 5:2 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
x年たつと母も子どももx歳ずつ年をとり、そのときの2人の年齢の比が5:2になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:(42+x):12=5:2 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?年をとるのは母だけと考え、子どもの年齢にxをたし忘れる。
どう確かめる?解くとx=-12で、12年前になってしまう。x年たつと子どもも同じだけ年をとるので、子どもの年齢も 12+x にしよう。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:(42+x):(12+x)=2:5 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?比の数を、母と子どもで逆に当てはめてしまう。
どう確かめる?解くとx=-62で、場面に合わない答えになる。母のほうが年上なので、5:2の5が母、2が子どもになるように順番をそろえよう。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- a:b=c:d のとき、外側の積=内側の積になるって分かる?
小6「比」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:赤いビーズが12個、青いビーズが18個あります。赤と青の個数の比を、できるだけ小さい整数の比で表しましょう。また、その比の値を求めましょう。
答えを見る
2:3(比の値は2/3)
学習指導要領の項目:内容の取扱い ⑷(比例式)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)