比・比例式の文章題 015
ある印刷機(いんさつき)は、45秒で18枚印刷します。同じ速さで240枚印刷するには、何分かかりますか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
240枚印刷するのにかかる時間をx分とする
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
✏ 答案に書く
単位をそろえる
- 答えを分で求めるので、時間を分にそろえる。1分=60秒だから、45秒=45÷60=0.75分。
✏ 答案に書く
- 240枚印刷する時間:x(分)
- 18枚印刷する時間(分にそろえた):0.75(分)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 240枚印刷する時間 | x | 分 | ||
| 18枚印刷する時間(分にそろえた) | 0.75 | 分 | ||
| 外側の2つの積 | x×18 | |||
| 内側の2つの積 | 240×0.75 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
同じ速さで印刷するので、時間と枚数の比 x:240 が0.75:18と同じなので、
x:240=0.75:18
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン F 比
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- x:240=0.75:18
- x×18=240×0.75
- 18x=180
- x=10
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=10 を x:240=0.75:18 に代入すると、10:240=0.75:18
外側の積:10×18=180
内側の積:240×0.75=180
外側の積と内側の積が等しいので、x=10 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、外側の積 180 と内側の積 180 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
10分なら、時間と枚数は10:240。10:240 も 0.75:18 も、できるだけ小さい整数の比にすると1:24で同じになり、問題と合う。
✏ 答案に書く
240枚印刷するのにかかる時間は、10分である。
答え 10分
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく240枚印刷するのにかかる時間をx分とする。
- 表す答えを分で求めるので、時間を分にそろえる。1分=60秒だから、45秒=45÷60=0.75分。
240枚印刷する時間:x(分)
18枚印刷する時間(分にそろえた):0.75(分) - つなぐ同じ速さで印刷するので、時間と枚数の比 x:240 が0.75:18と同じなので、
x:240=0.75:18 - 解くx:240=0.75:18
x×18=240×0.75
18x=180
x=10 - 確かめるx=10 を代入すると、10:240=0.75:18
外側の積:10×18=180
内側の積:240×0.75=180
外側の積と内側の積が等しいので、x=10 は方程式の解である。 - 解けた240枚印刷するのにかかる時間は、10分である。
答え 10分
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、x:240 と 0.75:18 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
同じ速さで印刷するので、かかる時間と印刷する枚数の比はいつも同じになるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x:240=45:18 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?秒と分をそろえずに、45をそのまま使ってしまう。
どう確かめる?解くとx=600。600分は10時間で、45秒で18枚の速さにしては長すぎる。45秒を0.75分にそろえてから比を作ろう。
気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x:240=18:0.75 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?比の数を、「枚数:時間」の順に入れてしまう。
どう確かめる?解くとx=5760。xに5760を入れると 5760:240 で時間のほうが大きくなるが、0.75:18 では時間のほうが小さい。「時間:枚数」の順にそろえよう。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- a:b=c:d のとき、外側の積=内側の積になるって分かる?
小6「比」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:赤いビーズが12個、青いビーズが18個あります。赤と青の個数の比を、できるだけ小さい整数の比で表しましょう。また、その比の値を求めましょう。
答えを見る
2:3(比の値は2/3)
- 1km=1000m、1kg=1000g、1L=1000mL、1時間=60分。覚えているかな?
小3「単位のしくみ(長さ・重さ・かさ・時間)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1.5kgは何gですか。
答えを見る
1500g
学習指導要領の項目:内容の取扱い ⑷(比例式)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)