速さの文章題 027

速さ 027 ★★★ 発展

家から駅まで同じ道を往復(おうふく)しました。行きは時速4.8kmで歩き、帰りは分速200mの自転車で戻ったら、往復に35分かかりました。家から駅までの道のりは何mですか。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

線分図家→駅 ?m、行き 時速4.8km、帰り 分速200m(往復35分)家→駅 ?m行き 時速4.8km帰り 分速200m(往復35分)
線分図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

家から駅までの道のりをxmとする

ほかの置き方
  • 行きにかかった時間をx分とする(帰りは35-x分)

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

✏ 答案に書く

単位をそろえる

  • 4.8km=4800m。1時間=60分なので、1分間に 4800÷60=80m 進む。帰りの分速200mと同じ「分速・m」にそろえる

✏ 答案に書く

  • 行きの時間:x/80(分)
  • 帰りの時間:x/200(分)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分単位
行きの時間分速80mx/80分x/80
帰りの時間分速200mx/200分x/200

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

✏ 答案に書く

行きにかかった時間と帰りにかかった時間を合わせると、往復にかかった35分と同じなので、

x/80+x/200=35

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン A 合計

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. x/80+x/200=35
  2. 両辺に400をかけて 5x+2x=14000
  3. 7x=14000
  4. x=2000

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=2000 を x/80+x/200=35 に代入すると、

左辺:2000/80+2000/200=35

右辺:35

左辺と右辺が等しいので、x=2000 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 35 と右辺 35 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

道のりが2000mなら、行きは分速80m(時速4.8km)で2000÷80=25分、帰りは2000÷200=10分。25+10=35分で、問題と合う。

✏ 答案に書く

家から駅までの道のりは、2000mである。

答え 2000m

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく家から駅までの道のりをxmとする。
  2. 表す4.8km=4800m。1時間=60分なので、1分間に 4800÷60=80m 進む。帰りの分速200mと同じ「分速・m」にそろえる
    行きの時間:x/80(分)
    帰りの時間:x/200(分)
  3. つなぐ行きにかかった時間と帰りにかかった時間を合わせると、往復にかかった35分と同じなので、
    x/80+x/200=35
  4. 解くx/80+x/200=35
    両辺に400をかけて 5x+2x=14000
    7x=14000
    x=2000
  5. 確かめるx=2000 を代入すると、
    左辺:2000/80+2000/200=35
    右辺:35
    左辺と右辺が等しいので、x=2000 は方程式の解である。
  6. 解けた家から駅までの道のりは、2000mである。
    答え 2000m

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、x/80+x/20035 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

速さを分速・mにそろえると、行きの時間と帰りの時間をたしたものが往復の35分になるから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:x/4.8+x/200=35 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?時速4.8kmを分速・mに直さず、そのまま使ってしまう。

どう確かめる?xに2000を入れると、2000÷4.8は約417で、417分も歩いたことになる。時速4.8kmを分速80mにそろえてから時間の式を作ろう。

気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。

1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:80x+200x=35 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?時間を表すのに、道のりと速さをかけてしまう。

どう確かめる?xに2000を入れると、80×2000=160000で、何分かかるかの数にならない。時間は 道のり÷速さ なので、x/80 分と表そう。

気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)⑶ 一元一次方程式 イ(イ)