平均の文章題 006
兄と弟の貯金額の平均は2400円です。兄の貯金額は弟より600円多いそうです。弟の貯金額は何円ですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
弟の貯金額をx円とする(兄はx+600円)
ほかの置き方
- 兄の貯金額をx円とする(弟はx-600円)。この場合は、求めたxから600をひく
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(円・人)
✏ 答案に書く
- 兄の貯金額:x+600(円)
- 2人の貯金額の合計:x+(x+600)(円)
- 平均2400円から求めた合計:2400×2(円)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 兄の貯金額 | x+600 | 円 | ||
| 2人の貯金額の合計 | x+(x+600) | 円 | ||
| 平均2400円から求めた合計 | 2400円 | 2人 | 2400×2 | 円 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
2人の貯金額の合計を、2人分たしても平均2400円から求めても同じなので、
x+(x+600)=2400×2
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン B 2通り
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- x+(x+600)=2400×2
- 2x+600=4800
- 2x=4200
- x=2100
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=2100 を x+(x+600)=2400×2 に代入すると、
左辺:2100+(2100+600)=4800
右辺:2400×2=4800
左辺と右辺が等しいので、x=2100 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 4800 と右辺 4800 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
弟が2100円なら兄は2700円。合計は 2100+2700=4800円 で、4800÷2=2400 で平均2400円になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
弟の貯金額は、2100円である。
答え 2100円(兄は2700円)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく弟の貯金額をx円とする(兄はx+600円)。
- 表す兄の貯金額:x+600(円)
2人の貯金額の合計:x+(x+600)(円)
平均2400円から求めた合計:2400×2(円) - つなぐ2人の貯金額の合計を、2人分たしても平均2400円から求めても同じなので、
x+(x+600)=2400×2 - 解くx+(x+600)=2400×2
2x+600=4800
2x=4200
x=2100 - 確かめるx=2100 を代入すると、
左辺:2100+(2100+600)=4800
右辺:2400×2=4800
左辺と右辺が等しいので、x=2100 は方程式の解である。 - 解けた弟の貯金額は、2100円である。
答え 2100円(兄は2700円)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、x+(x+600) と 2400×2 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
弟と兄の貯金額をたした合計と、2400円×2人の合計は、どちらも2人の貯金額の合計だから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x+(x+600)=2400 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?平均の2400円を、2人の合計と同じだと思ってしまう。
どう確かめる?解くと x=900。兄は1500円で、平均は (900+1500)÷2=1200円。平均×人数=合計 なので、右辺は 2400×2 としよう。
気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x+(x-600)=2400×2 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「兄は弟より600円多い」を、ひき算にしてしまう。
どう確かめる?解くと x=2700。このとき兄は2100円で、弟より少なくなる。兄は弟より多いので、x+600 と表そう。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 平均×個数=合計だって分かる?
小5「平均」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:たまご5個の重さを量ったら、合計が300gでした。たまご1個の重さの平均は何gですか。
答えを見る
60g
- 「50円高い」はたし算、「50円安い」はひき算だって分かる? ふえる・へる・合わせる・ちがいの場面だよ。
小2「たし算・ひき算の場面」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:教室に児童が28人います。あとから6人入ってきました。教室の児童は全部で何人になりましたか。
答えを見る
34人
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)