平均の文章題 009
これまでに受けた計算テストの平均点は68点でした。今回の計算テストで92点を取ったので、今回をふくめた平均点は71点に上がりました。今回をふくめて、計算テストは何回ありましたか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
今回をふくめた計算テストの回数をx回とする(これまでの回数はx-1回)
ほかの置き方
- これまでの計算テストの回数をx回とする(今回をふくめるとx+1回)。この場合は、求めたxに1をたす
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(点・回)
✏ 答案に書く
- これまでの回数:x-1(回)
- これまでの合計点:68(x-1)(点)
- 今回をふくめた合計点:68(x-1)+92(点)
- 平均71点から求めた合計点:71x(点)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| これまでの回数 | x-1 | 回 | ||
| これまでの合計点 | 68点 | x-1回 | 68(x-1) | 点 |
| 今回をふくめた合計点 | 68(x-1)+92 | 点 | ||
| 平均71点から求めた合計点 | 71点 | x回 | 71x | 点 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
今回をふくめた合計点を、これまでの分に今回をたしても平均71点から求めても同じなので、
68(x-1)+92=71x
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン B 2通り
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 68(x-1)+92=71x
- 68x-68+92=71x
- 68x-71x=68-92
- -3x=-24
- x=8
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=8 を 68(x-1)+92=71x に代入すると、
左辺:68(8-1)+92=568
右辺:71×8=568
左辺と右辺が等しいので、x=8 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 568 と右辺 568 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
今回をふくめて8回なら、これまでは7回で合計 68×7=476点。今回の92点をたすと568点で、568÷8=71 で平均71点になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
今回をふくめた計算テストの回数は、8回である。
答え 8回(これまでが7回、今回が8回目)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく今回をふくめた計算テストの回数をx回とする(これまでの回数はx-1回)。
- 表すこれまでの回数:x-1(回)
これまでの合計点:68(x-1)(点)
今回をふくめた合計点:68(x-1)+92(点)
平均71点から求めた合計点:71x(点) - つなぐ今回をふくめた合計点を、これまでの分に今回をたしても平均71点から求めても同じなので、
68(x-1)+92=71x - 解く68(x-1)+92=71x
68x-68+92=71x
68x-71x=68-92
-3x=-24
x=8 - 確かめるx=8 を代入すると、
左辺:68(8-1)+92=568
右辺:71×8=568
左辺と右辺が等しいので、x=8 は方程式の解である。 - 解けた今回をふくめた計算テストの回数は、8回である。
答え 8回(これまでが7回、今回が8回目)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、68(x-1)+92 と 71x を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
これまでの合計点に今回の92点をたした点数と、71点×今回までの回数の点数は、どちらも今回までの合計点だから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
x が何か分からなくなるつまずきやすい段階:「おく」
Aさんはこう書きました:68x+92=71x どこが違う?
なぜそう書きたくなる?これまでの回数を、今回をふくめた回数と同じ x にしてしまう。
どう確かめる?解くと x=92/3 で、整数にならない。x は今回をふくめた回数なので、これまでの回数は x-1 だよ。
気づくコツ:答案の1行目に「〜を x とする」と書こう。答えを出すとき、x が何だったかを読み返そう。
1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:68(x-1)+92=71(x-1) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?今回をふくめた平均なのに、回数をこれまでの x-1 回のままにしてしまう。
どう確かめる?解くと x=95/3 で、整数にならない。平均71点は今回をふくめた x 回の平均なので、合計は 71x としよう。
気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 平均×個数=合計だって分かる?
小5「平均」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:たまご5個の重さを量ったら、合計が300gでした。たまご1個の重さの平均は何gですか。
答えを見る
60g
- わからない数を□として式に書けるかな? xも□と同じだよ。
小4「□を使った式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:あめを□個持っていました。友だちから35個もらったので、90個になりました。□に当てはまる数を求めましょう。
答えを見る
55個
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)