図形の文章題 016
周の長さが1.08mの長方形の紙があります。横の長さは、縦の長さの2倍より3cm長いです。横の長さは何cmですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
紙の横の長さをxcmとする(縦は(x-3)/2cm)
ほかの置き方
- 紙の縦の長さをxcmとする(横は2x+3cm)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
✏ 答案に書く
単位をそろえる
- 答えをcmで求めるので、周の長さもcmにそろえる。1m=100cm だから、1.08m=108cm。
✏ 答案に書く
- 横:x(cm)
- 縦:(x-3)/2(cm)
- 周の長さ:2{x+(x-3)/2}(cm)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 横 | x | cm | ||
| 縦 | (x-3)/2 | cm | ||
| 周の長さ | 縦+横 | 2つ分 | 2{x+(x-3)/2} | cm |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
縦と横を2本ずつ合わせた長さが、周の長さの108cmと同じなので、
2{x+(x-3)/2}=108
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン E きまり
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 2{x+(x-3)/2}=108
- x+(x-3)/2=54
- 2x+(x-3)=108
- 3x-3=108
- 3x=111
- x=37
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=37 を 2{x+(x-3)/2}=108 に代入すると、
左辺:2{37+(37-3)/2}=108
右辺:108
左辺と右辺が等しいので、x=37 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 108 と右辺 108 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
横37cmなら、縦は (37-3)÷2=17cm で、横は 17×2+3=37cm になっている。周の長さは 2×(37+17)=108cm=1.08m で、問題と合う。
✏ 答案に書く
紙の横の長さは、37cmである。
答え 37cm(縦は17cm)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく紙の横の長さをxcmとする(縦は(x-3)/2cm)。
- 表す答えをcmで求めるので、周の長さもcmにそろえる。1m=100cm だから、1.08m=108cm。
横:x(cm)
縦:(x-3)/2(cm)
周の長さ:2{x+(x-3)/2}(cm) - つなぐ縦と横を2本ずつ合わせた長さが、周の長さの108cmと同じなので、
2{x+(x-3)/2}=108 - 解く2{x+(x-3)/2}=108
x+(x-3)/2=54
2x+(x-3)=108
3x-3=108
3x=111
x=37 - 確かめるx=37 を代入すると、
左辺:2{37+(37-3)/2}=108
右辺:108
左辺と右辺が等しいので、x=37 は方程式の解である。 - 解けた紙の横の長さは、37cmである。
答え 37cm(縦は17cm)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、2{x+(x-3)/2} と 108 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
長方形の周の長さは縦と横を2本ずつたした長さで、1.08mをcmにした108cmになるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:2{x+(x-3)/2}=1.08 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?mとcmをそろえずに、1.08をそのまま使ってしまう。
どう確かめる?解くとx=1.36で、横が2cmもない紙になってしまう。1.08mを108cmにそろえてから式を立てよう。
気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。
x が何か分からなくなるつまずきやすい段階:「おく」
Aさんはこう書きました:2{x+(2x+3)}=108 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?横をxとおいたのに、縦をxのように考えて横を 2x+3 と書いてしまう。
どう確かめる?解くとx=17。xに17を入れると横は 2×17+3=37cm になり、17cmは横ではなく縦の長さになっている。xは横とおいたので、縦は (x-3)/2 と表そう。
気づくコツ:答案の1行目に「〜を x とする」と書こう。答えを出すとき、x が何だったかを読み返そう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 長方形の周・面積、三角形の面積、角の和など、公式を思い出せる?
小4「図形の公式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:底辺が12cm、高さが7cmの三角形の面積は何cm²ですか。
答えを見る
42cm²
- 1km=1000m、1kg=1000g、1L=1000mL、1時間=60分。覚えているかな?
小3「単位のしくみ(長さ・重さ・かさ・時間)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1.5kgは何gですか。
答えを見る
1500g
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)