数・整数の文章題 011

数・整数 011 ★☆☆

十の位の数が3の2けたの整数があります。この整数は、一の位の数の4倍より3大きい数です。一の位の数を求めなさい。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

てんびんの図左の皿に 2けたの整数 十の位は3、右の皿に 一の位の数の4倍+3。つり合っているので等しい。2けたの整数十の位は3一の位の数の4倍+3
てんびん:左と右がつり合う(等しい)ことを表す図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

一の位の数をxとする

ほかの置き方
  • 2けたの整数をxとする(一の位の数はx-30)。この場合は、求めたxから30をひく

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

数だけの問題なので、そろえる単位はないよ

✏ 答案に書く

  • 十の位の3が表す数:3×10
  • 2けたの整数:3×10+x
  • 一の位の数の4倍より3大きい数:4x+3

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分単位
十の位の3が表す数103こ3×10
2けたの整数3×10+x
一の位の数の4倍より3大きい数4x+3

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

✏ 答案に書く

2けたの整数が、一の位の数の4倍より3大きい数と同じだと問題文が言っているので、

3×10+x=4x+3

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン D 条件

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. 3×10+x=4x+3
  2. 30+x=4x+3
  3. x-4x=3-30
  4. -3x=-27
  5. x=9

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=9 を 3×10+x=4x+3 に代入すると、

左辺:3×10+9=39

右辺:4×9+3=39

左辺と右辺が等しいので、x=9 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 39 と右辺 39 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

一の位の数が9なら、2けたの整数は 3×10+9=39。一の位の9の4倍は36で、36+3=39。どちらも39で、問題と合う。

✏ 答案に書く

一の位の数は、9である。

答え 9(2けたの整数は39)

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく一の位の数をxとする。
  2. 表す十の位の3が表す数:3×10
    2けたの整数:3×10+x
    一の位の数の4倍より3大きい数:4x+3
  3. つなぐ2けたの整数が、一の位の数の4倍より3大きい数と同じだと問題文が言っているので、
    3×10+x=4x+3
  4. 解く3×10+x=4x+3
    30+x=4x+3
    x-4x=3-30
    -3x=-27
    x=9
  5. 確かめるx=9 を代入すると、
    左辺:3×10+9=39
    右辺:4×9+3=39
    左辺と右辺が等しいので、x=9 は方程式の解である。
  6. 解けた一の位の数は、9である。
    答え 9(2けたの整数は39)

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、3×10+x4x+3 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

十の位が3の2けたの整数(30と一の位の数をたした数)と、一の位の数の4倍に3をたした数が、同じ数だと書いてあるから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

文字と数を並べてしまうつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:3x=4x+3 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?十の位の3と一の位の x を横に並べて、2けたの数のつもりで 3x と書いてしまう。

どう確かめる?解くと x=-3 で、位の数にならない。3x は「3×x」の意味だよ。十の位の3は「10が3こ」なので、3×10+x と書こう。

気づくコツ:x は数だよ。「x円より50円高い」は x+50。x に100を入れて意味を確かめよう。

1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:3+x=4x+3 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?十の位の数3を、10のまとまりではなく3としてたしてしまう。

どう確かめる?解くと x=0。一の位が0なら整数は30で、0の4倍+3=3 にならない。十の位の数には10をかけて 3×10 とする。

気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。

x が何か分からなくなるつまずきやすい段階:「おく」

Aさんはこう書きました:答え:39 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?2けたの整数を求めたと思い、問いとちがう量を答えてしまう。

どう確かめる?問いは「一の位の数」。答案の1行目で x を一の位の数とおいたので、x=9 がそのまま答え。39 は整数全体だよ。

気づくコツ:答案の1行目に「〜を x とする」と書こう。答えを出すとき、x が何だったかを読み返そう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)⑶ 一元一次方程式 イ(イ)