数・整数の文章題 014

数・整数 014 ★★☆

2けたの整数があります。十の位の数は一の位の数より3大きいです。この整数と、十の位の数と一の位の数を入れかえた整数の和は121です。一の位の数を求めなさい。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

テープ図もとの数:十の位 3大きい+一の位 ?、入れかえた数(和は121):十の位+一の位もとの数十の位 3大きい一の位 ?入れかえた数(和は121)十の位一の位
テープ図:量の合計や差を表す図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

一の位の数をxとする(十の位の数はx+3)

ほかの置き方
  • 十の位の数をxとする(一の位の数はx-3)。この場合は、求めたxから3をひく

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

数だけの問題なので、そろえる単位はないよ

✏ 答案に書く

  • 十の位の数:x+3
  • もとの整数:10(x+3)+x
  • 入れかえた整数:10x+(x+3)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分単位
十の位の数x+3
もとの整数10(x+3)+x
入れかえた整数10x+(x+3)

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

✏ 答案に書く

もとの整数と入れかえた整数をたした合計が、問題文の121と同じなので、

10(x+3)+x+10x+(x+3)=121

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン A 合計

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. 10(x+3)+x+10x+(x+3)=121
  2. 10x+30+x+10x+x+3=121
  3. 22x+33=121
  4. 22x=88
  5. x=4

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=4 を 10(x+3)+x+10x+(x+3)=121 に代入すると、

左辺:10(4+3)+4+10×4+(4+3)=121

右辺:121

左辺と右辺が等しいので、x=4 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 121 と右辺 121 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

一の位の数が4なら十の位の数は7で、もとの整数は 7×10+4=74。入れかえた整数は 4×10+7=47。74+47=121で、問題と合う。

✏ 答案に書く

一の位の数は、4である。

答え 4(もとの整数は74)

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく一の位の数をxとする(十の位の数はx+3)。
  2. 表す十の位の数:x+3
    もとの整数:10(x+3)+x
    入れかえた整数:10x+(x+3)
  3. つなぐもとの整数と入れかえた整数をたした合計が、問題文の121と同じなので、
    10(x+3)+x+10x+(x+3)=121
  4. 解く10(x+3)+x+10x+(x+3)=121
    10x+30+x+10x+x+3=121
    22x+33=121
    22x=88
    x=4
  5. 確かめるx=4 を代入すると、
    左辺:10(4+3)+4+10×4+(4+3)=121
    右辺:121
    左辺と右辺が等しいので、x=4 は方程式の解である。
  6. 解けた一の位の数は、4である。
    答え 4(もとの整数は74)

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、10(x+3)+x+10x+(x+3)121 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

もとの整数と、十の位と一の位を入れかえた整数をたすと121になると書いてあるから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:(x+3)+x+x+(x+3)=121 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?位の数をそのままたして、十の位が「10がいくつ」を表すことを落としてしまう。

どう確かめる?解くと x=115/4 で、整数にならない。74 は 7×10+4 なので、十の位の数には10をかけよう。

気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。

ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:10(x-3)+x+10x+(x-3)=121 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?「3大きい」をひき算にしてしまう。

どう確かめる?解くと x=7。一の位が7なら十の位は4で、十の位が一の位より3大きくならない。「3大きい」は x+3 と表そう。

気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。

x が何か分からなくなるつまずきやすい段階:「おく」

Aさんはこう書きました:答え:74 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?もとの整数を求めたと思い、問いとちがう量を答えてしまう。

どう確かめる?問いは「一の位の数」。x を一の位の数とおいたので、答えは x=4。74 はもとの整数全体だよ。

気づくコツ:答案の1行目に「〜を x とする」と書こう。答えを出すとき、x が何だったかを読み返そう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)⑶ 一元一次方程式 イ(イ)