数・整数の文章題 014
2けたの整数があります。十の位の数は一の位の数より3大きいです。この整数と、十の位の数と一の位の数を入れかえた整数の和は121です。一の位の数を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
一の位の数をxとする(十の位の数はx+3)
ほかの置き方
- 十の位の数をxとする(一の位の数はx-3)。この場合は、求めたxから3をひく
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
数だけの問題なので、そろえる単位はないよ
✏ 答案に書く
- 十の位の数:x+3
- もとの整数:10(x+3)+x
- 入れかえた整数:10x+(x+3)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 十の位の数 | x+3 | |||
| もとの整数 | 10(x+3)+x | |||
| 入れかえた整数 | 10x+(x+3) |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
もとの整数と入れかえた整数をたした合計が、問題文の121と同じなので、
10(x+3)+x+10x+(x+3)=121
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン A 合計
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 10(x+3)+x+10x+(x+3)=121
- 10x+30+x+10x+x+3=121
- 22x+33=121
- 22x=88
- x=4
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=4 を 10(x+3)+x+10x+(x+3)=121 に代入すると、
左辺:10(4+3)+4+10×4+(4+3)=121
右辺:121
左辺と右辺が等しいので、x=4 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 121 と右辺 121 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
一の位の数が4なら十の位の数は7で、もとの整数は 7×10+4=74。入れかえた整数は 4×10+7=47。74+47=121で、問題と合う。
✏ 答案に書く
一の位の数は、4である。
答え 4(もとの整数は74)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく一の位の数をxとする(十の位の数はx+3)。
- 表す十の位の数:x+3
もとの整数:10(x+3)+x
入れかえた整数:10x+(x+3) - つなぐもとの整数と入れかえた整数をたした合計が、問題文の121と同じなので、
10(x+3)+x+10x+(x+3)=121 - 解く10(x+3)+x+10x+(x+3)=121
10x+30+x+10x+x+3=121
22x+33=121
22x=88
x=4 - 確かめるx=4 を代入すると、
左辺:10(4+3)+4+10×4+(4+3)=121
右辺:121
左辺と右辺が等しいので、x=4 は方程式の解である。 - 解けた一の位の数は、4である。
答え 4(もとの整数は74)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、10(x+3)+x+10x+(x+3) と 121 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
もとの整数と、十の位と一の位を入れかえた整数をたすと121になると書いてあるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:(x+3)+x+x+(x+3)=121 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?位の数をそのままたして、十の位が「10がいくつ」を表すことを落としてしまう。
どう確かめる?解くと x=115/4 で、整数にならない。74 は 7×10+4 なので、十の位の数には10をかけよう。
気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:10(x-3)+x+10x+(x-3)=121 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「3大きい」をひき算にしてしまう。
どう確かめる?解くと x=7。一の位が7なら十の位は4で、十の位が一の位より3大きくならない。「3大きい」は x+3 と表そう。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
x が何か分からなくなるつまずきやすい段階:「おく」
Aさんはこう書きました:答え:74 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?もとの整数を求めたと思い、問いとちがう量を答えてしまう。
どう確かめる?問いは「一の位の数」。x を一の位の数とおいたので、答えは x=4。74 はもとの整数全体だよ。
気づくコツ:答案の1行目に「〜を x とする」と書こう。答えを出すとき、x が何だったかを読み返そう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 2けたの数は 十の位×10+一の位 で表せるって分かる?
小3「位取り(十の位・一の位)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:10円玉が5枚と1円玉が8枚あります。全部で何円ですか。
答えを見る
58円
- わからない数を□として式に書けるかな? xも□と同じだよ。
小4「□を使った式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:あめを□個持っていました。友だちから35個もらったので、90個になりました。□に当てはまる数を求めましょう。
答えを見る
55個
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)