数・整数の文章題 015
2けたの整数があります。一の位の数は十の位の数より2大きく、この整数は、十の位の数と一の位の数の和の4倍と等しくなります。十の位の数を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
十の位の数をxとする(一の位の数はx+2)
ほかの置き方
- 一の位の数をxとする(十の位の数はx-2)。この場合は、求めたxから2をひく
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
数だけの問題なので、そろえる単位はないよ
✏ 答案に書く
- 一の位の数:x+2
- 2けたの整数:10x+(x+2)
- 十の位の数と一の位の数の和:x+(x+2)
- 位の数の和の4倍:4{x+(x+2)}
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 一の位の数 | x+2 | |||
| 2けたの整数 | 10x+(x+2) | |||
| 十の位の数と一の位の数の和 | x+(x+2) | |||
| 位の数の和の4倍 | 4{x+(x+2)} |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
2けたの整数が、位の数の和の4倍と等しいと問題文が言っているので、
10x+(x+2)=4{x+(x+2)}
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン D 条件
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 10x+(x+2)=4{x+(x+2)}
- 11x+2=8x+8
- 11x-8x=8-2
- 3x=6
- x=2
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=2 を 10x+(x+2)=4{x+(x+2)} に代入すると、
左辺:10×2+(2+2)=24
右辺:4{2+(2+2)}=24
左辺と右辺が等しいので、x=2 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 24 と右辺 24 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
十の位の数が2なら一の位の数は4で、整数は 2×10+4=24。位の数の和は 2+4=6 で、6×4=24。どちらも24で、問題と合う。
✏ 答案に書く
十の位の数は、2である。
答え 2(2けたの整数は24)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく十の位の数をxとする(一の位の数はx+2)。
- 表す一の位の数:x+2
2けたの整数:10x+(x+2)
十の位の数と一の位の数の和:x+(x+2)
位の数の和の4倍:4{x+(x+2)} - つなぐ2けたの整数が、位の数の和の4倍と等しいと問題文が言っているので、
10x+(x+2)=4{x+(x+2)} - 解く10x+(x+2)=4{x+(x+2)}
11x+2=8x+8
11x-8x=8-2
3x=6
x=2 - 確かめるx=2 を代入すると、
左辺:10×2+(2+2)=24
右辺:4{2+(2+2)}=24
左辺と右辺が等しいので、x=2 は方程式の解である。 - 解けた十の位の数は、2である。
答え 2(2けたの整数は24)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、10x+(x+2) と 4{x+(x+2)} を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
2けたの整数(十の位の数×10+一の位の数)と、位の数の和を4倍した数が等しいと書いてあるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x+(x+2)=4{x+(x+2)} どこが違う?
なぜそう書きたくなる?2けたの整数を、位の数の和と同じものだと思ってしまう。
どう確かめる?解くと x=-1 で、位の数にならない。2けたの整数は 十の位の数×10+一の位の数 なので、10x+(x+2) と表そう。
気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。
かっこ忘れつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:10x+(x+2)=4x+(x+2) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?4倍を和の全体でなく、はじめの x だけにかけてしまう。
どう確かめる?解くと x=0 で、十の位が0の2けたの整数はない。和 x+(x+2) の全体を4倍するので、かっこでくくろう。
気づくコツ:「全体を○倍」「全体から○」は、全体をかっこでくくってから計算しよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 2けたの数は 十の位×10+一の位 で表せるって分かる?
小3「位取り(十の位・一の位)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:10円玉が5枚と1円玉が8枚あります。全部で何円ですか。
答えを見る
58円
- わからない数を□として式に書けるかな? xも□と同じだよ。
小4「□を使った式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:あめを□個持っていました。友だちから35個もらったので、90個になりました。□に当てはまる数を求めましょう。
答えを見る
55個
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)