数・整数の文章題 019

数・整数 019 ★★★

3けたの整数があります。百の位の数は一の位の数の2倍で、十の位の数は5です。この整数は、百の位の数と一の位の数を入れかえた整数より396大きくなります。一の位の数を求めなさい。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

線分図もとの数(百の位は一の位の2倍、十の位は5)、百の位と一の位を入れかえた数もとの数(百の位は一の位の2倍、十の位は5)入れかえた数と同じ396大きい百の位と一の位を入れかえた数
線分図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

一の位の数をxとする(百の位の数は2x)

ほかの置き方
  • 百の位の数をxとする(一の位の数はx/2)。この場合は、求めたxを2でわる

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

数だけの問題なので、そろえる単位はないよ

✏ 答案に書く

  • 百の位の数:2x
  • もとの整数:100×2x+10×5+x
  • 入れかえた整数:100x+10×5+2x

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分単位
百の位の数2x
もとの整数100×2x+10×5+x
入れかえた整数100x+10×5+2x

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

✏ 答案に書く

もとの整数と、入れかえた整数に396をたした数は、同じ数を表しているので、

100×2x+10×5+x=100x+10×5+2x+396

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン D 条件

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. 100×2x+10×5+x=100x+10×5+2x+396
  2. 201x+50=102x+446
  3. 201x-102x=446-50
  4. 99x=396
  5. x=4

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=4 を 100×2x+10×5+x=100x+10×5+2x+396 に代入すると、

左辺:100×2×4+10×5+4=854

右辺:100×4+10×5+2×4+396=854

左辺と右辺が等しいので、x=4 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 854 と右辺 854 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

一の位の数が4なら、百の位の数は8で、もとの整数は 8×100+5×10+4=854。入れかえた整数は 4×100+5×10+8=458。854-458=396 で、問題と合う。

✏ 答案に書く

一の位の数は、4である。

答え 4(もとの整数は854)

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく一の位の数をxとする(百の位の数は2x)。
  2. 表す百の位の数:2x
    もとの整数:100×2x+10×5+x
    入れかえた整数:100x+10×5+2x
  3. つなぐもとの整数と、入れかえた整数に396をたした数は、同じ数を表しているので、
    100×2x+10×5+x=100x+10×5+2x+396
  4. 解く100×2x+10×5+x=100x+10×5+2x+396
    201x+50=102x+446
    201x-102x=446-50
    99x=396
    x=4
  5. 確かめるx=4 を代入すると、
    左辺:100×2×4+10×5+4=854
    右辺:100×4+10×5+2×4+396=854
    左辺と右辺が等しいので、x=4 は方程式の解である。
  6. 解けた一の位の数は、4である。
    答え 4(もとの整数は854)

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、100×2x+10×5+x100x+10×5+2x+396 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

もとの整数は、入れかえた整数より396大きいので、入れかえた整数に396をたすと、もとの整数と同じ数になるから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:100×2x+10×5+x+396=100x+10×5+2x どこが違う?

なぜそう書きたくなる?「396大きい」の396を、大きいほうの数にたしてしまう。

どう確かめる?解くと x=-4 で、位の数にならない。もとの整数のほうが大きいので、小さいほう(入れかえた整数)に396をたして等しくしよう。

気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。

1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:2x+5+x=x+5+2x+396 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?位の数に100や10をかけずに、数字をそのままたしてしまう。

どう確かめる?左右の x が消えて 0=396 となり、解けない。854 は 8×100+5×10+4 なので、百の位には100、十の位には10をかけよう。

気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。

x が何か分からなくなるつまずきやすい段階:「おく」

Aさんはこう書きました:答え:854 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?もとの整数を求めたと思い、問いとちがう量を答えてしまう。

どう確かめる?問いは「一の位の数」。x を一の位の数とおいたので、答えは x=4 だよ。

気づくコツ:答案の1行目に「〜を x とする」と書こう。答えを出すとき、x が何だったかを読み返そう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)⑶ 一元一次方程式 イ(イ)