割合の文章題 014

割合 014 ★★☆

服の店のセールで、定価の2割引きになっているシャツを、さらにクーポンでその値段の1割引きにしてもらい、2880円で買いました。このシャツの定価は何円ですか。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

線分図定価、セール(定価の2割引き)、クーポン後(さらに1割引き)定価?円セール(定価の2割引き)クーポン後(さらに1割引き)2880円
線分図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

シャツの定価をx円とする

ほかの置き方
  • セールの値段をx円とする(先に 0.9x=2880 で求める)

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(円)

✏ 答案に書く

  • セールの値段:0.8x(円)
  • クーポン後の値段:0.8x×0.9(円)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分単位
セールの値段x円0.8倍(1-0.2)0.8x
クーポン後の値段0.8x円0.9倍(1-0.1)0.8x×0.9

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

✏ 答案に書く

セールの値段からさらに1割引いた値段が、実際に払った2880円と同じなので、

0.8x×0.9=2880

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン B 2通り

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. 0.8x×0.9=2880
  2. 0.72x=2880
  3. x=2880÷0.72
  4. x=4000

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=4000 を 0.8x×0.9=2880 に代入すると、

左辺:0.8×4000×0.9=2880

右辺:2880

左辺と右辺が等しいので、x=4000 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 2880 と右辺 2880 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

定価が4000円なら、2割引きで4000×0.8=3200円。その1割引きは3200×0.9=2880円になり、払った値段と合う。

✏ 答案に書く

シャツの定価は、4000円である。

答え 4000円

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おくシャツの定価をx円とする。
  2. 表すセールの値段:0.8x(円)
    クーポン後の値段:0.8x×0.9(円)
  3. つなぐセールの値段からさらに1割引いた値段が、実際に払った2880円と同じなので、
    0.8x×0.9=2880
  4. 解く0.8x×0.9=2880
    0.72x=2880
    x=2880÷0.72
    x=4000
  5. 確かめるx=4000 を代入すると、
    左辺:0.8×4000×0.9=2880
    右辺:2880
    左辺と右辺が等しいので、x=4000 は方程式の解である。
  6. 解けたシャツの定価は、4000円である。
    答え 4000円

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、0.8x×0.92880 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

定価を2割引きし、その値段をさらに1割引きした値段が、払った2880円だから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:0.7x=2880 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?2割引きと1割引きで、合わせて3割引きになると考えてしまう。

どう確かめる?この式ではx=4114.28…と、円が半端な数になる。xに4114.28…を入れて順に計算すると、2割引きで3291.4…円、さらに1割引きで2962.2…円となり2880円と合わない。1割引きは、2割引きしたあとの値段の0.1倍だと見直そう。

気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。

もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:x×0.2×0.9=2880 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?「2割引き」を、定価の0.2倍の値段になると読んでしまう。

どう確かめる?この式ではx=16000になる。xに16000を入れると、2割引きは12800円、さらに1割引きで11520円となり2880円にならない。2割引きの値段は定価の1-0.2=0.8倍だと見直そう。

気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)⑶ 一元一次方程式 イ(イ)