割合の文章題 017
あるサッカー部の部員のうち、1年生は部員全体の40%、2年生は部員全体の35%で、3年生は15人です。部員は全部で何人ですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
サッカー部の部員全体の人数をx人とする
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(人)
✏ 答案に書く
- 1年生の人数:0.4x(人)
- 2年生の人数:0.35x(人)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 1年生の人数 | x人 | 0.4倍(40%) | 0.4x | 人 |
| 2年生の人数 | x人 | 0.35倍(35%) | 0.35x | 人 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
1年生と2年生と3年生の人数を合わせると、部員全体の人数になるので、
0.4x+0.35x+15=x
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン A 合計
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 0.4x+0.35x+15=x
- 0.75x+15=x
- -0.25x=-15
- x=60
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=60 を 0.4x+0.35x+15=x に代入すると、
左辺:0.4×60+0.35×60+15=60
右辺:60
左辺と右辺が等しいので、x=60 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 60 と右辺 60 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
部員が60人なら、1年生は60×0.4=24人、2年生は60×0.35=21人。3年生の15人と合わせて24+21+15=60人になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
サッカー部の部員全体の人数は、60人である。
答え 60人
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おくサッカー部の部員全体の人数をx人とする。
- 表す1年生の人数:0.4x(人)
2年生の人数:0.35x(人) - つなぐ1年生と2年生と3年生の人数を合わせると、部員全体の人数になるので、
0.4x+0.35x+15=x - 解く0.4x+0.35x+15=x
0.75x+15=x
-0.25x=-15
x=60 - 確かめるx=60 を代入すると、
左辺:0.4×60+0.35×60+15=60
右辺:60
左辺と右辺が等しいので、x=60 は方程式の解である。 - 解けたサッカー部の部員全体の人数は、60人である。
答え 60人
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、0.4x+0.35x+15 と x を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
3つの学年の人数をたすと、部員全体の人数になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」
Aさんはこう書きました:0.4x+0.35x=15 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?1年生と2年生の人数の合計を、3年生の15人と同じだと考えてしまう。
どう確かめる?この式ではx=20になる。xに20を入れると、1年生8人、2年生7人、3年生15人で合わせて30人となり、全体の20人と合わない。3つの学年を合わせたものが全体だと見直そう。
気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:40+35+15=x どこが違う?
なぜそう書きたくなる?40%・35%を、40人・35人と読んでしまう。
どう確かめる?この式ではx=90になる。xに90を入れると、1年生は90×0.4=36人で40人にならない。%は全体の人数にかける割合だと見直そう。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- もとの量×割合=くらべる量だって分かる? 2割引きは×0.8だよ。
小5「割合・百分率」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1500mLのジュースのうち、40%を飲みました。飲んだのは何mLですか。
答えを見る
600mL
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)