割合の文章題 020
パン屋さんが仕入れる(しいれる)小麦粉の値段が上がり、1袋25kgが、前の値段の15%増しの5750円になりました。前の値段では、小麦粉100gあたり何円でしたか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
小麦粉100gあたりの前の値段をx円とする
ほかの置き方
- 前の1袋の値段をx円とする(1.15x=5750 で求め、250でわる)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
✏ 答案に書く
単位をそろえる
- 1kg=1000gなので、25kg=25000g
- 25000÷100=250なので、1袋は100gの250倍
✏ 答案に書く
- 前の1袋の値段:250x(円)
- 今の1袋の値段:250x×1.15(円)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 前の1袋の値段 | x円(100gあたり) | 250(100gの250倍) | 250x | 円 |
| 今の1袋の値段 | 250x円 | 1.15倍(1+0.15) | 250x×1.15 | 円 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
前の1袋の値段を15%増しにした値段が、今の5750円と同じなので、
250x×1.15=5750
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン B 2通り
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 250x×1.15=5750
- 287.5x=5750
- x=5750÷287.5
- x=20
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=20 を 250x×1.15=5750 に代入すると、
左辺:250×20×1.15=5750
右辺:5750
左辺と右辺が等しいので、x=20 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 5750 と右辺 5750 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
100gあたり20円なら、前の1袋は20×250=5000円。その15%増しは5000×1.15=5750円になり、今の値段と合う。
✏ 答案に書く
前の値段は、小麦粉100gあたり20円である。
答え 20円(前の1袋は5000円)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく小麦粉100gあたりの前の値段をx円とする。
- 表す1kg=1000gなので、25kg=25000g
25000÷100=250なので、1袋は100gの250倍
前の1袋の値段:250x(円)
今の1袋の値段:250x×1.15(円) - つなぐ前の1袋の値段を15%増しにした値段が、今の5750円と同じなので、
250x×1.15=5750 - 解く250x×1.15=5750
287.5x=5750
x=5750÷287.5
x=20 - 確かめるx=20 を代入すると、
左辺:250×20×1.15=5750
右辺:5750
左辺と右辺が等しいので、x=20 は方程式の解である。 - 解けた前の値段は、小麦粉100gあたり20円である。
答え 20円(前の1袋は5000円)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、250x×1.15 と 5750 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
100gあたりの値段の250倍が前の1袋の値段で、その15%増しが今の5750円だから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:25x×1.15=5750 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?25kgを25倍のまま使い、100gがいくつ分かに直していない。
どう確かめる?この式ではx=200になる。xに200を入れると、1袋は200×250=50000円となり、今の値段よりずっと高い。25kgは100gの250倍だと見直そう。
気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:250x+15=5750 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「15%増し」を、15円増えたと読んでしまう。
どう確かめる?この式ではx=22.94になる。xに22.94を入れると、前の1袋は5735円で、その15%は860円あまりになり、15円増えただけではない。15%増しは前の値段の1.15倍だと見直そう。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x=5750×0.85÷250 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?今の値段から15%引けば、前の値段にもどると考えてしまう。
どう確かめる?この式ではx=19.55になる。xに19.55を入れると、前の1袋は4887.5円で、その15%増しは5620.625円となり5750円にならない。15%は前の値段にかける割合だと見直そう。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- もとの量×割合=くらべる量だって分かる? 2割引きは×0.8だよ。
小5「割合・百分率」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1500mLのジュースのうち、40%を飲みました。飲んだのは何mLですか。
答えを見る
600mL
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- 1km=1000m、1kg=1000g、1L=1000mL、1時間=60分。覚えているかな?
小3「単位のしくみ(長さ・重さ・かさ・時間)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1.5kgは何gですか。
答えを見る
1500g
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)