食塩水の文章題 011

食塩水 011 ★★☆

5%の食塩水から水を60g蒸発(じょうはつ)させたら、8%の食塩水になりました。はじめの食塩水は何gでしたか。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

食塩水の図前後で食塩の量を比べる水 60g を蒸発させる →5% ?g食塩 8%食塩
食塩水の図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

はじめの食塩水の重さをxgとする

ほかの置き方
  • 蒸発させたあとの食塩水の重さをxgとする(はじめはx+60g)

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(g・%)

✏ 答案に書く

  • はじめの食塩:0.05x(g)
  • 蒸発後の食塩水:x-60(g)
  • 8%のときの食塩:0.08(x-60)(g)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分単位
はじめの食塩0.05(5%)xg0.05xg
蒸発後の食塩水x-60g
8%のときの食塩0.08(8%)(x-60)g0.08(x-60)g

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

✏ 答案に書く

水が蒸発しても食塩の量は変わらないので、はじめの食塩と8%にしたときの食塩が同じなので、

0.05x=0.08(x-60)

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン C 不変

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. 0.05x=0.08(x-60)
  2. 0.05x=0.08x-4.8
  3. -0.03x=-4.8
  4. x=160

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=160 を 0.05x=0.08(x-60) に代入すると、

左辺:0.05×160=8

右辺:0.08(160-60)=8

左辺と右辺が等しいので、x=160 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 8 と右辺 8 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

はじめが160gなら、食塩は160×0.05=8g。水を60g蒸発させると食塩水は100gで、8÷100=0.08で8%になり、問題と合う。

✏ 答案に書く

はじめの食塩水の重さは、160gである。

答え 160g

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おくはじめの食塩水の重さをxgとする。
  2. 表すはじめの食塩:0.05x(g)
    蒸発後の食塩水:x-60(g)
    8%のときの食塩:0.08(x-60)(g)
  3. つなぐ水が蒸発しても食塩の量は変わらないので、はじめの食塩と8%にしたときの食塩が同じなので、
    0.05x=0.08(x-60)
  4. 解く0.05x=0.08(x-60)
    0.05x=0.08x-4.8
    -0.03x=-4.8
    x=160
  5. 確かめるx=160 を代入すると、
    左辺:0.05×160=8
    右辺:0.08(160-60)=8
    左辺と右辺が等しいので、x=160 は方程式の解である。
  6. 解けたはじめの食塩水の重さは、160gである。
    答え 160g

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、0.05x0.08(x-60) を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

蒸発するのは水だけで食塩は減らないので、蒸発の前と後で食塩の量が同じだから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:0.05x=0.08(x+60) どこが違う?

なぜそう書きたくなる?蒸発を、水を加えることと取りちがえてしまう。

どう確かめる?この式ではx=-160とマイナスになる。食塩水の重さがマイナスになることはないので、蒸発させると x-60 g になると見直そう。

気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。

ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:0.05x-60=0.08(x-60) どこが違う?

なぜそう書きたくなる?蒸発で、食塩も60g減ると考えてしまう。

どう確かめる?この式ではx=-1840とマイナスになる。蒸発するのは水だけで、食塩の量は0.05x gのままだと見直そう。

気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)⑶ 一元一次方程式 イ(イ)