食塩水の文章題 012
野菜の塩水漬け(しおみずづけ)に使うために、水に食塩をとかして、15%の食塩水を2kg作ります。水は何g使えばよいですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
使う水の重さをxgとする(とかす食塩は2000-xg)
ほかの置き方
- とかす食塩の重さをxgとする(水は2000-xg)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
✏ 答案に書く
単位をそろえる
- 1kg=1000gなので、2kg=2000g
✏ 答案に書く
- とかす食塩:2000-x(g)
- 15%の食塩水2000gの食塩:2000×0.15(g)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| とかす食塩 | 2000-x | g | ||
| 15%の食塩水2000gの食塩 | 0.15(15%) | 2000g | 2000×0.15 | g |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
とかす食塩の量は、2000-x gとも、食塩水2000gの15%とも表せて同じなので、
2000-x=2000×0.15
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン B 2通り
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 2000-x=2000×0.15
- 2000-x=300
- -x=-1700
- x=1700
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=1700 を 2000-x=2000×0.15 に代入すると、
左辺:2000-1700=300
右辺:2000×0.15=300
左辺と右辺が等しいので、x=1700 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 300 と右辺 300 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
水を1700g使うと、食塩は2000-1700=300g。300÷2000=0.15で15%になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
使う水の重さは、1700gである。
答え 1700g(食塩は300g)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく使う水の重さをxgとする(とかす食塩は2000-xg)。
- 表す1kg=1000gなので、2kg=2000g
とかす食塩:2000-x(g)
15%の食塩水2000gの食塩:2000×0.15(g) - つなぐとかす食塩の量は、2000-x gとも、食塩水2000gの15%とも表せて同じなので、
2000-x=2000×0.15 - 解く2000-x=2000×0.15
2000-x=300
-x=-1700
x=1700 - 確かめるx=1700 を代入すると、
左辺:2000-1700=300
右辺:2000×0.15=300
左辺と右辺が等しいので、x=1700 は方程式の解である。 - 解けた使う水の重さは、1700gである。
答え 1700g(食塩は300g)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、2000-x と 2000×0.15 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
食塩水2000gから水をひいた残りが食塩で、それが2000gの15%にあたるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:2-x=2×0.15 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?2kgをgに直さずに、gの x と計算してしまう。
どう確かめる?この式ではx=1.7になる。xに1.7を入れると、水が1.7gしかなく、2kgの食塩水にならない。2kg=2000gに直してから式を作ると見直そう。
気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:0.15x=2000-x どこが違う?
なぜそう書きたくなる?水の重さをもとにして、15%を考えてしまう。
どう確かめる?この式ではx=1739.13…と半端な数になる。濃度は水ではなく、食塩水全体の2000gをもとにした割合だと見直そう。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- もとの量×割合=くらべる量だって分かる? 2割引きは×0.8だよ。
小5「割合・百分率」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1500mLのジュースのうち、40%を飲みました。飲んだのは何mLですか。
答えを見る
600mL
- 1km=1000m、1kg=1000g、1L=1000mL、1時間=60分。覚えているかな?
小3「単位のしくみ(長さ・重さ・かさ・時間)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1.5kgは何gですか。
答えを見る
1500g
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)