食塩水の文章題 014
3%の食塩水200gと7%の食塩水300gを混ぜ、そこから水を蒸発(じょうはつ)させて、10%の食塩水にします。水を何g蒸発させればよいですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
蒸発させる水の重さをxgとする
ほかの置き方
- 蒸発させたあとの食塩水の重さをxgとする(蒸発させる水は500-xg)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(g・%)
✏ 答案に書く
- 3%の食塩水の食塩:200×0.03(g)
- 7%の食塩水の食塩:300×0.07(g)
- 蒸発後の食塩水:500-x(g)
- 10%のときの食塩:0.1(500-x)(g)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 3%の食塩水の食塩 | 0.03(3%) | 200g | 200×0.03 | g |
| 7%の食塩水の食塩 | 0.07(7%) | 300g | 300×0.07 | g |
| 蒸発後の食塩水 | 500-x | g | ||
| 10%のときの食塩 | 0.1(10%) | (500-x)g | 0.1(500-x) | g |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
混ぜても蒸発させても食塩の量は変わらないので、2つの食塩の合計と10%のときの食塩が同じなので、
200×0.03+300×0.07=0.1(500-x)
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン C 不変
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 200×0.03+300×0.07=0.1(500-x)
- 6+21=50-0.1x
- 0.1x=23
- x=230
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=230 を 200×0.03+300×0.07=0.1(500-x) に代入すると、
左辺:200×0.03+300×0.07=27
右辺:0.1(500-230)=27
左辺と右辺が等しいので、x=230 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 27 と右辺 27 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
食塩は6+21=27g。水を230g蒸発させると食塩水は500-230=270gで、27÷270=0.1で10%になり、問題と合う。
✏ 答案に書く
蒸発させる水の重さは、230gである。
答え 230g
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく蒸発させる水の重さをxgとする。
- 表す3%の食塩水の食塩:200×0.03(g)
7%の食塩水の食塩:300×0.07(g)
蒸発後の食塩水:500-x(g)
10%のときの食塩:0.1(500-x)(g) - つなぐ混ぜても蒸発させても食塩の量は変わらないので、2つの食塩の合計と10%のときの食塩が同じなので、
200×0.03+300×0.07=0.1(500-x) - 解く200×0.03+300×0.07=0.1(500-x)
6+21=50-0.1x
0.1x=23
x=230 - 確かめるx=230 を代入すると、
左辺:200×0.03+300×0.07=27
右辺:0.1(500-230)=27
左辺と右辺が等しいので、x=230 は方程式の解である。 - 解けた蒸発させる水の重さは、230gである。
答え 230g
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、200×0.03+300×0.07 と 0.1(500-x) を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
混ぜても水を蒸発させても食塩は増えも減りもしないので、はじめの2つの食塩の合計が、10%にしたときの食塩になるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
x が何か分からなくなるつまずきやすい段階:「おく」
Aさんはこう書きました:200×0.03+300×0.07=0.1x どこが違う?
なぜそう書きたくなる?蒸発させる水 x g を、蒸発後の食塩水の重さと取りちがえてしまう。
どう確かめる?この式ではx=270になる。xに270を入れると、500gから270g蒸発させて230gになり、27÷230はおよそ0.117で10%にならない。蒸発後の食塩水は500-x gだと見直そう。
気づくコツ:答案の1行目に「〜を x とする」と書こう。答えを出すとき、x が何だったかを読み返そう。
もとにする量の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:500×0.05=0.1(500-x) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?3%と7%を混ぜると、ちょうど真ん中の5%になると考えてしまう。
どう確かめる?この式ではx=250になる。xに250を入れると、実際の食塩は27gなので、27÷250はおよそ0.108で10%にならない。重さがちがうので、食塩の重さをそれぞれ求めてたすと見直そう。
気づくコツ:「○の△割」の○がもとにする量だよ。何の割合なのかを言葉で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- もとの量×割合=くらべる量だって分かる? 2割引きは×0.8だよ。
小5「割合・百分率」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1500mLのジュースのうち、40%を飲みました。飲んだのは何mLですか。
答えを見る
600mL
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)