- おく
- 表す
- そろえる
- 結ぶ
- 解く
- 確かめる
- 決まる
速さ 009 の文章題
兄が家を出て時速3.6kmで歩いて行きました。その15分後に弟が分速90mで同じ道を追いかけました。弟が兄に追いつくのは、家から何mの地点ですか。
1. 数を入れて考える
いきなり x で考えず、数を入れてためしてみましょう。
弟が出発して20分後なら、弟は1800m進む。兄は35分歩いて2100m進んでいる。 → 左と右はまだ同じではない。
| 部品 | 式 | x=20 のとき |
|---|---|---|
| 弟が進んだ道のり | 90x | 1800 m |
| 兄が歩いた時間 | x+15 | 35 分 |
| 兄が進んだ道のり | 60(x+15) | 2100 m |
弟が出発して40分後なら、弟は3600m進む。兄は55分歩いて3300m進んでいる。 → 左と右はまだ同じではない。
| 部品 | 式 | x=40 のとき |
|---|---|---|
| 弟が進んだ道のり | 90x | 3600 m |
| 兄が歩いた時間 | x+15 | 55 分 |
| 兄が進んだ道のり | 60(x+15) | 3300 m |
弟が出発して30分後なら、弟は2700m進む。兄は45分歩いて2700m進んでいる。 → 左と右が同じになった!
| 部品 | 式 | x=30 のとき |
|---|---|---|
| 弟が進んだ道のり | 90x | 2700 m |
| 兄が歩いた時間 | x+15 | 45 分 |
| 兄が進んだ道のり | 60(x+15) | 2700 m |
2. 図
3. おく
- 弟が出発してからx分後に追いつく模範
- 兄が歩いた時間をx分(弟はx-15分)
ほかの置き方でも正解です。x は「仮にこう決めた数」です。
4. 表す
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 弟が進んだ道のり | 分速90m | x分 | 90x | m |
| 兄が歩いた時間 | x+15 | 分 | ||
| 兄が進んだ道のり | 分速60m | x+15分 | 60(x+15) | m |
5. そろえる
- 兄の時速3.6kmを、弟の分速に合わせて分速に直す。3.6km=3600m、1時間=60分なので、3600÷60=60で分速60m
6. 結ぶ
=にした理由:追いついたとき兄と弟は家から同じ地点にいるので、弟が進んだ道のりと兄が進んだ道のりが同じだから
D 条件
90x=60(x+15)
7. 解く
- 90x=60(x+15)
- 90x=60x+900
- 30x=900
- x=30
8. 確かめる
弟が出発して30分後、弟は90×30=2700m進む。兄は30+15=45分歩いて、分速60mで60×45=2700m進む。2人とも家から2700mの地点にいて、問題と合う。
9. 決まる
家から2700m(2.7km)の地点
10. 理由を書く
なぜ=にしたのか、自分の言葉で書いてみましょう。
模範を見る
追いついたとき兄と弟は同じ場所にいるので、家から進んだ道のりが同じになるから。
11. 間違い探し
Aさんはこう書きました:90x=3.6(x+15) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?時速3.6kmを分速に直さず、そのまま使ってしまう。
どう確かめる?xに30を入れると、左は2700、右は162 になる。mとkm、分と時間が混ざっているので、時速3.6km=分速60m にそろえてから結ぶ。
Aさんはこう書きました:答え:30m どこが違う?
なぜそう書きたくなる?方程式の解 x=30 を、そのまま聞かれている道のりにしてしまう。
どう確かめる?x=30 は弟が出発してからの時間(30分)である。xに30を入れると、弟は90×30=2700m進んでいる。聞かれているのは家からの道のりなので、2700mと答える。
12. 戻る先
この問題で使った小学校の内容:
- 小6「速さ」 — 速さ×時間=道のり。時速・分速・秒速の関係。
- 小3「単位のしくみ(長さ・重さ・かさ・時間)」 — 1km=1000m、1kg=1000g、1L=1000mL、1時間=60分。
学習指導要領: