速さの文章題 025

速さ 025 ★★★ 発展

7時と8時の間で、時計の長針(ちょうしん)と短針(たんしん)のつくる角が、2回目に65°になるのは7時何分ですか。(長針は1分間に6°、短針は1分間に0.5°進みます)

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

線分図7時の針(7時?分に2回目の65°)、長針 1分に6°、短針 1分に0.5°7時の針(7時?分に2回目の65°)長針短針長針 1分に6°短針 1分に0.5°
線分図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

7時から、長針と短針のつくる角が2回目に65°になるまでの時間を、x分後とする

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(角度は°、時間は分)

✏ 答案に書く

  • 長針の位置(12時の方向から):6x(°)
  • 短針の位置(12時の方向から):210+0.5x(°)
  • 長針が追いこしたあとの2本の針の間の角:6x-(210+0.5x)(°)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分単位
長針の位置(12時の方向から)x分6x°
短針の位置(12時の方向から)0.5°x分210+0.5x°
長針が追いこしたあとの2本の針の間の角6x-(210+0.5x)°

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

✏ 答案に書く

長針が短針を追いこしたあとは、長針の角度から短針の角度をひいた差が65°と同じなので、

6x-(210+0.5x)=65

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン D 条件

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. 6x-(210+0.5x)=65
  2. 5.5x-210=65
  3. 5.5x=275
  4. x=50

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=50 を 6x-(210+0.5x)=65 に代入すると、

左辺:6×50-(210+0.5×50)=65

右辺:65

左辺と右辺が等しいので、x=50 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 65 と右辺 65 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

7時50分には、長針は6×50=300°、短針は210+0.5×50=235°のところにあり、間の角は65°。1回目の65°は長針が短針に追いつく前の7時26分すぎで、長針が短針を追いこすのは7時38分すぎなので、50分は追いこしたあとの2回目。問題と合う。

✏ 答案に書く

7時から50分後なので、2回目に65°になるのは7時50分である。

答え 7時50分

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく7時から、長針と短針のつくる角が2回目に65°になるまでの時間を、x分後とする。
  2. 表す長針の位置(12時の方向から):6x(°)
    短針の位置(12時の方向から):210+0.5x(°)
    長針が追いこしたあとの2本の針の間の角:6x-(210+0.5x)(°)
  3. つなぐ長針が短針を追いこしたあとは、長針の角度から短針の角度をひいた差が65°と同じなので、
    6x-(210+0.5x)=65
  4. 解く6x-(210+0.5x)=65
    5.5x-210=65
    5.5x=275
    x=50
  5. 確かめるx=50 を代入すると、
    左辺:6×50-(210+0.5×50)=65
    右辺:65
    左辺と右辺が等しいので、x=50 は方程式の解である。
  6. 解けた7時から50分後なので、2回目に65°になるのは7時50分である。
    答え 7時50分

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、6x-(210+0.5x)65 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

1回目は長針が短針の手前にあるとき、2回目は長針が短針を追いこしたあとなので、長針の角度から短針の角度をひいた差が65°になるから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:(210+0.5x)-6x=65 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?1回目(長針が短針に追いつく前)と同じ向きで差をとってしまう。

どう確かめる?解くと x=290/11(約26.4)で、これは1回目の65°。2回目は長針が短針を追いこしたあとなので、長針の角度から短針の角度をひこう。

気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。

等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」

Aさんはこう書きました:6x-210=65 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?長針が動く間に、短針も動いていることを忘れてしまう。

どう確かめる?xに50を入れると、300-210=90°になり65°と合わない。50分の間に短針も0.5×50=25°進んでいるので、短針の位置は 210+0.5x で表そう。

気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)⑶ 一元一次方程式 イ(イ)