仕事・水そうの文章題 015
庭の草取りを、Aさんひとりでは2時間、Bさんひとりでは3時間で終えることができます。はじめ2人いっしょに48分間草取りをし、残りをBさんがひとりでしました。Bさんがひとりで草取りをしたのは何分間ですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
Bさんがひとりで草取りをした時間をx分とする(草取り全体を1とする)
ほかの置き方
- 草取り全体を360(120と180の最小公倍数)として、Bさんがひとりでした時間をx分とする
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
✏ 答案に書く
単位をそろえる
- 2人でした時間は48分なので、分にそろえる。1時間=60分だから、Aさんの2時間は60×2=120分。
- Bさんの3時間も分にそろえる。60×3=180分。
✏ 答案に書く
- Aさんが48分でした草取り:48/120
- Bさんが2人のときの48分でした草取り:48/180
- Bさんがひとりでした草取り:x/180
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| Aさんが48分でした草取り | 1/120 | 48分 | 48/120 | |
| Bさんが2人のときの48分でした草取り | 1/180 | 48分 | 48/180 | |
| Bさんがひとりでした草取り | 1/180 | x分 | x/180 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
2人で48分した分と、Bさんがひとりでした分を合わせると、全体の1になるので、
48/120+48/180+x/180=1
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン A 合計
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 48/120+48/180+x/180=1
- 両辺に360をかけて 144+96+2x=360
- 240+2x=360
- 2x=120
- x=60
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=60 を 48/120+48/180+x/180=1 に代入すると、
左辺:48/120+48/180+60/180=1
右辺:1
左辺と右辺が等しいので、x=60 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 1 と右辺 1 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
Bさんがひとりで60分したなら、Aさんは48分で 48/120=2/5、Bさんは 48+60=108分 で 108/180=3/5 をする。合わせて 2/5+3/5=1 で草取りが終わり、問題と合う。
✏ 答案に書く
Bさんがひとりで草取りをした時間は、60分である。
答え 60分間(1時間)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おくBさんがひとりで草取りをした時間をx分とする(草取り全体を1とする)。
- 表す2人でした時間は48分なので、分にそろえる。1時間=60分だから、Aさんの2時間は60×2=120分。
Bさんの3時間も分にそろえる。60×3=180分。
Aさんが48分でした草取り:48/120
Bさんが2人のときの48分でした草取り:48/180
Bさんがひとりでした草取り:x/180 - つなぐ2人で48分した分と、Bさんがひとりでした分を合わせると、全体の1になるので、
48/120+48/180+x/180=1 - 解く48/120+48/180+x/180=1
両辺に360をかけて 144+96+2x=360
240+2x=360
2x=120
x=60 - 確かめるx=60 を代入すると、
左辺:48/120+48/180+60/180=1
右辺:1
左辺と右辺が等しいので、x=60 は方程式の解である。 - 解けたBさんがひとりで草取りをした時間は、60分である。
答え 60分間(1時間)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、48/120+48/180+x/180 と 1 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
2人でいっしょにした分と、Bさんがひとりでした分を合わせると、草取りがちょうど全部終わるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
単位がそろっていないつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:48/2+48/3+x/3=1 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?2時間・3時間を分にそろえずに、48分と同じ式に入れてしまう。
どう確かめる?xに60を入れると、48/2+48/3+60/3=24+16+20=60 で、全体の60倍になってしまう。48分に合わせて、2時間=120分、3時間=180分にそろえる。
気づくコツ:式を作る前に、km と m、時間と分、L と mL などを1つにそろえよう。
等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」
Aさんはこう書きました:48/120+x/180=1 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?2人いっしょにした48分のあいだにも、Bさんが働いていることを入れ忘れる。
どう確かめる?解くと x=108。xに108を入れると、Bさんひとりの分だけで 108/180=3/5。2人の48分のあいだにBさんがした 48/180 も合わせると、全体の1をこえる。48分のBさんの分も入れる。
気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- 全体を1として、1/10や1/15を足せるかな?
小5「分数の計算」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:水そうに水を入れます。はじめに水そう全体の1/4、次に全体の1/6を入れました。合わせて水そう全体のどれだけ入りましたか。
答えを見る
水そう全体の5/12
- 1km=1000m、1kg=1000g、1L=1000mL、1時間=60分。覚えているかな?
小3「単位のしくみ(長さ・重さ・かさ・時間)」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1.5kgは何gですか。
答えを見る
1500g
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)