年齢の文章題 013
現在、担任の先生の年齢は、わたしの年齢のちょうど4倍です。6年後には、先生の年齢はわたしの年齢の3倍になります。現在のわたしの年齢を求めなさい。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
現在のわたしの年齢をx歳とする(先生は4x歳)
ほかの置き方
- 6年後のわたしの年齢をx歳とする(6年後の先生は3x歳、今の年齢はx-6歳と3x-6歳)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(歳・年)
✏ 答案に書く
- 現在の先生:4x(歳)
- 6年後の先生:4x+6(歳)
- 6年後のわたし:x+6(歳)
- 6年後のわたしの3倍:3(x+6)(歳)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 現在の先生 | x歳 | 4倍 | 4x | 歳 |
| 6年後の先生 | 4x+6 | 歳 | ||
| 6年後のわたし | x+6 | 歳 | ||
| 6年後のわたしの3倍 | x+6歳 | 3倍 | 3(x+6) | 歳 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
6年後の先生の年齢が、6年後のわたしの年齢の3倍と同じになるので、
4x+6=3(x+6)
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン D 条件
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 4x+6=3(x+6)
- 4x+6=3x+18
- 4x-3x=18-6
- x=12
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=12 を 4x+6=3(x+6) に代入すると、
左辺:4×12+6=54
右辺:3(12+6)=54
左辺と右辺が等しいので、x=12 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 54 と右辺 54 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
わたしが12歳なら、先生は 12×4=48歳。6年後はわたし18歳、先生54歳で、18×3=54 となり3倍になっている。問題と合う。
✏ 答案に書く
現在のわたしの年齢は、12歳である。
答え 12歳(先生48歳)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく現在のわたしの年齢をx歳とする(先生は4x歳)。
- 表す現在の先生:4x(歳)
6年後の先生:4x+6(歳)
6年後のわたし:x+6(歳)
6年後のわたしの3倍:3(x+6)(歳) - つなぐ6年後の先生の年齢が、6年後のわたしの年齢の3倍と同じになるので、
4x+6=3(x+6) - 解く4x+6=3(x+6)
4x+6=3x+18
4x-3x=18-6
x=12 - 確かめるx=12 を代入すると、
左辺:4×12+6=54
右辺:3(12+6)=54
左辺と右辺が等しいので、x=12 は方程式の解である。 - 解けた現在のわたしの年齢は、12歳である。
答え 12歳(先生48歳)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、4x+6 と 3(x+6) を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
6年後の先生の年と、6年後のわたしの年の3倍が同じになると書いてあるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」
Aさんはこう書きました:4(x+6)=3(x+6) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?6年後の先生も、わたしの年齢の4倍のままだと考えてしまう。
どう確かめる?解くと x=-6 で、マイナスになる。4倍なのは今の年齢だけ。6年たつと先生も6歳年をとるだけなので、6年後の先生は 4x+6 とする。
気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。
かっこ忘れつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:4x+6=3x+6 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?3倍するのをxだけにして、6年後のわたしの年齢全体にかけ忘れる。
どう確かめる?解くと x=0 で、わたしが0歳になってしまう。3倍するのは6年後のわたしの年齢 x+6 全体なので、かっこをつけて 3(x+6) とする。
気づくコツ:「全体を○倍」「全体から○」は、全体をかっこでくくってから計算しよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 「50円高い」はたし算、「50円安い」はひき算だって分かる? ふえる・へる・合わせる・ちがいの場面だよ。
小2「たし算・ひき算の場面」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:教室に児童が28人います。あとから6人入ってきました。教室の児童は全部で何人になりましたか。
答えを見る
34人
- わからない数を□として式に書けるかな? xも□と同じだよ。
小4「□を使った式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:あめを□個持っていました。友だちから35個もらったので、90個になりました。□に当てはまる数を求めましょう。
答えを見る
55個
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)