過不足・配分の文章題 011
学年の生徒を班に分けます。1班6人ずつにすると、ちょうど分けられます。1班4人ずつにすると、班の数が6人ずつのときより3つ多くなり、これもちょうど分けられます。1班6人ずつのとき、班はいくつできますか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
1班6人ずつにしたときの班の数をx班とする(4人ずつでは x+3 班)
ほかの置き方
- 学年の生徒の人数をx人とする(班の数は x/6 班とも x/4 班とも表せる)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(人・班)
✏ 答案に書く
- 6人ずつのときの生徒の人数:6x(人)
- 4人ずつのときの班の数:x+3(班)
- 4人ずつのときの生徒の人数:4(x+3)(人)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 6人ずつのときの生徒の人数 | 6人 | x班 | 6x | 人 |
| 4人ずつのときの班の数 | x+3 | 班 | ||
| 4人ずつのときの生徒の人数 | 4人 | x+3班 | 4(x+3) | 人 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
班の分け方を変えても、学年の生徒の人数は同じなので、
6x=4(x+3)
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン B 2通り
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 6x=4(x+3)
- 6x=4x+12
- 6x-4x=12
- 2x=12
- x=6
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=6 を 6x=4(x+3) に代入すると、
左辺:6×6=36
右辺:4(6+3)=36
左辺と右辺が等しいので、x=6 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 36 と右辺 36 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
6人ずつの班が6班なら、生徒は36人。4人ずつなら班は 6+3=9班で、4×9=36人。どちらも36人で、問題と合う。
✏ 答案に書く
1班6人ずつにしたときの班の数は、6班である。
答え 6班(生徒36人)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく1班6人ずつにしたときの班の数をx班とする(4人ずつでは x+3 班)。
- 表す6人ずつのときの生徒の人数:6x(人)
4人ずつのときの班の数:x+3(班)
4人ずつのときの生徒の人数:4(x+3)(人) - つなぐ班の分け方を変えても、学年の生徒の人数は同じなので、
6x=4(x+3) - 解く6x=4(x+3)
6x=4x+12
6x-4x=12
2x=12
x=6 - 確かめるx=6 を代入すると、
左辺:6×6=36
右辺:4(6+3)=36
左辺と右辺が等しいので、x=6 は方程式の解である。 - 解けた1班6人ずつにしたときの班の数は、6班である。
答え 6班(生徒36人)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、6x と 4(x+3) を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
6人ずつで考えても4人ずつで考えても、生徒の人数は同じだから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
かっこ忘れつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:6x=4x+3 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?班が3つ多いことを、人数が3人多いと読みかえてしまう。
どう確かめる?この式を解くと x=1.5 で、班の数が整数にならない。xに6を入れると、4人ずつの班は9班で36人になる。4人ずつの人数は 4(x+3) と書こう。
気づくコツ:「全体を○倍」「全体から○」は、全体をかっこでくくってから計算しよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:6x=4(x-3) どこが違う?
なぜそう書きたくなる?4人ずつのほうが班が多いのに、班の数を少なくしてしまう。
どう確かめる?この式を解くと x=-6 になり、班の数がマイナスになる。1班の人数が少ないほど班は多くなるので、4人ずつの班は x+3 班としよう。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- わからない数を□として式に書けるかな? xも□と同じだよ。
小4「□を使った式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:あめを□個持っていました。友だちから35個もらったので、90個になりました。□に当てはまる数を求めましょう。
答えを見る
55個
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)