過不足・配分の文章題 015
キャンプで、テントに1張り(はり)あたり5人ずつ入ると、全員がちょうど入れます。ところが、雨もりでテントが3張り使えなくなったので、残りのテントに7人ずつ入ったところ、1人が入れませんでした。テントははじめ何張りありましたか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
はじめにあったテントの数をx張りとする(使えるのはx-3張り)
ほかの置き方
- キャンプに来た人数をx人とする(テントは x/5 張り、使えるのは (x-1)/7 張りと表せる)
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(人・張り)
✏ 答案に書く
- 5人ずつのときの全体の人数:5x(人)
- 使えるテントの数:x-3(張り)
- 7人ずつ入った人数:7(x-3)(人)
- 7人ずつのときの全体の人数:7(x-3)+1(人)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| 5人ずつのときの全体の人数 | 5人 | x張り | 5x | 人 |
| 使えるテントの数 | x-3 | 張り | ||
| 7人ずつ入った人数 | 7人 | x-3張り | 7(x-3) | 人 |
| 7人ずつのときの全体の人数 | 7(x-3)+1 | 人 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
テントへの入り方を変えても、キャンプに来た人数は同じなので、
5x=7(x-3)+1
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン B 2通り
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 5x=7(x-3)+1
- 5x=7x-21+1
- 5x=7x-20
- 5x-7x=-20
- -2x=-20
- x=10
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=10 を 5x=7(x-3)+1 に代入すると、
左辺:5×10=50
右辺:7(10-3)+1=50
左辺と右辺が等しいので、x=10 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 50 と右辺 50 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
テントがはじめ10張りなら、5人ずつで50人。使えるテントは10-3=7張りで、7人ずつなら49人が入り、1人が入れない。どちらも50人で、問題と合う。
✏ 答案に書く
はじめにあったテントの数は、10張りである。
答え 10張り(50人)
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おくはじめにあったテントの数をx張りとする(使えるのはx-3張り)。
- 表す5人ずつのときの全体の人数:5x(人)
使えるテントの数:x-3(張り)
7人ずつ入った人数:7(x-3)(人)
7人ずつのときの全体の人数:7(x-3)+1(人) - つなぐテントへの入り方を変えても、キャンプに来た人数は同じなので、
5x=7(x-3)+1 - 解く5x=7(x-3)+1
5x=7x-21+1
5x=7x-20
5x-7x=-20
-2x=-20
x=10 - 確かめるx=10 を代入すると、
左辺:5×10=50
右辺:7(10-3)+1=50
左辺と右辺が等しいので、x=10 は方程式の解である。 - 解けたはじめにあったテントの数は、10張りである。
答え 10張り(50人)
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、5x と 7(x-3)+1 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
5人ずつで考えても、残りのテントに7人ずつで考えても、キャンプに来た人数は同じだから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:5x=7x+1 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?使えなくなった3張りをひかず、全部のテントに7人ずつ入ると考えてしまう。
どう確かめる?この式を解くと x=-0.5 で、テントの数がマイナスになる。7人ずつ入るのは残りのテントだけなので、7(x-3) と書こう。
気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:5x=7(x-3)-1 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?「1人が入れない」を、ひき算と感じてしまう。
どう確かめる?この式を解くと x=11。xに11を入れると、人数は55人で、使える8張りに7人ずつなら56人分の場所があり、全員入れてしまう。入れない人がいるなら、人数は 7(x-3) より多いので +1 としよう。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- わからない数を□として式に書けるかな? xも□と同じだよ。
小4「□を使った式」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:あめを□個持っていました。友だちから35個もらったので、90個になりました。□に当てはまる数を求めましょう。
答えを見る
55個
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)