仕事・水そうの文章題 009
水そうAには120L、水そうBには30Lの水が入っています。Aからは毎分5Lずつ水をぬき、同時にBには毎分4Lずつ水を入れます。AとBの水の量が等しくなるのは何分後ですか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
AとBの水の量が等しくなるまでの時間を、x分後とする
ほかの置き方
- 水の量の差 120-30=90L が1分に 5+4=9L ずつちぢまると考えて、等しくなるまでの時間をx分後とする
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(L・分)
✏ 答案に書く
- x分間にAからぬく水:5x(L)
- x分後のA:120-5x(L)
- x分間にBに入れる水:4x(L)
- x分後のB:30+4x(L)
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| x分間にAからぬく水 | 5L | x分 | 5x | L |
| x分後のA | 120-5x | L | ||
| x分間にBに入れる水 | 4L | x分 | 4x | L |
| x分後のB | 30+4x | L |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
x分後のAの水の量とBの水の量が等しくなると、問題文が言っているので、
120-5x=30+4x
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン D 条件
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- 120-5x=30+4x
- -5x-4x=30-120
- -9x=-90
- x=10
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=10 を 120-5x=30+4x に代入すると、
左辺:120-5×10=70
右辺:30+4×10=70
左辺と右辺が等しいので、x=10 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 70 と右辺 70 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
10分後、Aは 120-5×10=70L、Bは 30+4×10=70L。どちらも70Lで等しくなり、問題と合う。
✏ 答案に書く
AとBの水の量が等しくなるのは、10分後である。
答え 10分後
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おくAとBの水の量が等しくなるまでの時間を、x分後とする。
- 表すx分間にAからぬく水:5x(L)
x分後のA:120-5x(L)
x分間にBに入れる水:4x(L)
x分後のB:30+4x(L) - つなぐx分後のAの水の量とBの水の量が等しくなると、問題文が言っているので、
120-5x=30+4x - 解く120-5x=30+4x
-5x-4x=30-120
-9x=-90
x=10 - 確かめるx=10 を代入すると、
左辺:120-5×10=70
右辺:30+4×10=70
左辺と右辺が等しいので、x=10 は方程式の解である。 - 解けたAとBの水の量が等しくなるのは、10分後である。
答え 10分後
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、120-5x と 30+4x を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
x分後のAの水の量とBの水の量が、同じになると書いてあるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:120+5x=30+4x どこが違う?
なぜそう書きたくなる?Aからは水をぬくのに、水がふえるようにたしてしまう。
どう確かめる?解くと x=-90 で、マイナスになる。Aの水は減るので 120-5x とする。xに10を入れて、120-50 と 30+40 で確かめる。
気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。
等しくないものを=でつなぐつまずきやすい段階:「つなぐ」
Aさんはこう書きました:120-5x=4x どこが違う?
なぜそう書きたくなる?Bにはじめから入っていた30Lを入れ忘れる。
どう確かめる?解くと x=40/3 で、整数にならない。Bには、はじめから30Lあるので、x分後のBは 30+4x L とする。
気づくコツ:=でつなぐ前に「何と何が同じか」を1文で言ってみよう。言えないうちは=にしないでおこう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- 「50円高い」はたし算、「50円安い」はひき算だって分かる? ふえる・へる・合わせる・ちがいの場面だよ。
小2「たし算・ひき算の場面」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:教室に児童が28人います。あとから6人入ってきました。教室の児童は全部で何人になりましたか。
答えを見る
34人
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)