仕事・水そうの文章題 010

仕事・水そう 010 ★★☆

文化祭の看板づくりを、ひとりですると、Aさんは12時間、Bさんは6時間、Cさんは4時間かかります。3人いっしょにすると、何時間で仕上がりますか。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

線分図Aさんひとり、Bさんひとり、Cさんひとり、3人いっしょAさんひとり12時間Bさんひとり6時間Cさんひとり4時間3人いっしょ?時間
線分図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

3人いっしょにしたときに看板が仕上がるまでの時間をx時間とする(仕事全体を1とする)

ほかの置き方
  • 仕事全体を12(12・6・4の最小公倍数)として、3人で仕上がるまでの時間をx時間とする

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(時間、仕事全体を1とする)

✏ 答案に書く

  • Aさんがx時間でする仕事:x/12
  • Bさんがx時間でする仕事:x/6
  • Cさんがx時間でする仕事:x/4

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分単位
Aさんがx時間でする仕事1/12x時間x/12
Bさんがx時間でする仕事1/6x時間x/6
Cさんがx時間でする仕事1/4x時間x/4

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

✏ 答案に書く

3人がした仕事を合わせると、仕事全体の1と同じなので、

x/12+x/6+x/4=1

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン A 合計

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. x/12+x/6+x/4=1
  2. 両辺に12をかけて x+2x+3x=12
  3. 6x=12
  4. x=2

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=2 を x/12+x/6+x/4=1 に代入すると、

左辺:2/12+2/6+2/4=1

右辺:1

左辺と右辺が等しいので、x=2 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 1 と右辺 1 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

3人で2時間すると、Aさんは 2/12=1/6、Bさんは 2/6=1/3、Cさんは 2/4=1/2 をする。合わせて 1/6+2/6+3/6=1 でちょうど仕上がり、問題と合う。

✏ 答案に書く

3人いっしょにしたときに看板が仕上がるまでの時間は、2時間である。

答え 2時間

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく3人いっしょにしたときに看板が仕上がるまでの時間をx時間とする(仕事全体を1とする)。
  2. 表すAさんがx時間でする仕事:x/12
    Bさんがx時間でする仕事:x/6
    Cさんがx時間でする仕事:x/4
  3. つなぐ3人がした仕事を合わせると、仕事全体の1と同じなので、
    x/12+x/6+x/4=1
  4. 解くx/12+x/6+x/4=1
    両辺に12をかけて x+2x+3x=12
    6x=12
    x=2
  5. 確かめるx=2 を代入すると、
    左辺:2/12+2/6+2/4=1
    右辺:1
    左辺と右辺が等しいので、x=2 は方程式の解である。
  6. 解けた3人いっしょにしたときに看板が仕上がるまでの時間は、2時間である。
    答え 2時間

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、x/12+x/6+x/41 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

3人がした仕事を合わせると、看板がちょうど全部仕上がるから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:x=(12+6+4)÷3 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?3人のかかる時間の平均が、3人いっしょにかかる時間だと考えてしまう。

どう確かめる?計算すると x=22/3 で、7時間より長い。Cさんひとりでも4時間で終わるので、3人ならそれより早いはず。1時間にする仕事の量をたして考える。

気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。

1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:12x+6x+4x=1 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?全体を1とおいたあと、1時間の仕事量を1/12ではなく、かかる時間の12にしてしまう。

どう確かめる?xに2を入れると、12×2+6×2+4×2=44 で1にならない。Aさんは12時間で全体の1を終えるので、1時間には全体の1/12をすると考え直す。

気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)⑶ 一元一次方程式 イ(イ)