仕事・水そうの文章題 010
文化祭の看板づくりを、ひとりですると、Aさんは12時間、Bさんは6時間、Cさんは4時間かかります。3人いっしょにすると、何時間で仕上がりますか。
どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。
✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。
1. 図
まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?
2. おく
求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!
✏ 答案に書く
3人いっしょにしたときに看板が仕上がるまでの時間をx時間とする(仕事全体を1とする)
ほかの置き方
- 仕事全体を12(12・6・4の最小公倍数)として、3人で仕上がるまでの時間をx時間とする
ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。
3. 表す
1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?
単位をそろえる
単位はそろっているよ(時間、仕事全体を1とする)
✏ 答案に書く
- Aさんがx時間でする仕事:x/12
- Bさんがx時間でする仕事:x/6
- Cさんがx時間でする仕事:x/4
解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)
| 部品 | 1あたり | いくつ分 | 式 | 単位 |
|---|---|---|---|---|
| Aさんがx時間でする仕事 | 1/12 | x時間 | x/12 | |
| Bさんがx時間でする仕事 | 1/6 | x時間 | x/6 | |
| Cさんがx時間でする仕事 | 1/4 | x時間 | x/4 |
4. つなぐ
何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。
✏ 答案に書く
3人がした仕事を合わせると、仕事全体の1と同じなので、
x/12+x/6+x/4=1
解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。
解説:=のパターン A 合計
5. 解く
てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。
✏ 答案に書く
- x/12+x/6+x/4=1
- 両辺に12をかけて x+2x+3x=12
- 6x=12
- x=2
6. 確かめる
求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?
✏ 答案に書く
x=2 を x/12+x/6+x/4=1 に代入すると、
左辺:2/12+2/6+2/4=1
右辺:1
左辺と右辺が等しいので、x=2 は方程式の解である。
解説:てんびんで見ると、左辺 1 と右辺 1 でつり合っているね。
7. 解けた
仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!
解説:答えを問題の場面に戻すと
3人で2時間すると、Aさんは 2/12=1/6、Bさんは 2/6=1/3、Cさんは 2/4=1/2 をする。合わせて 1/6+2/6+3/6=1 でちょうど仕上がり、問題と合う。
✏ 答案に書く
3人いっしょにしたときに看板が仕上がるまでの時間は、2時間である。
答え 2時間
模範答案
答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。
- おく3人いっしょにしたときに看板が仕上がるまでの時間をx時間とする(仕事全体を1とする)。
- 表すAさんがx時間でする仕事:x/12
Bさんがx時間でする仕事:x/6
Cさんがx時間でする仕事:x/4 - つなぐ3人がした仕事を合わせると、仕事全体の1と同じなので、
x/12+x/6+x/4=1 - 解くx/12+x/6+x/4=1
両辺に12をかけて x+2x+3x=12
6x=12
x=2 - 確かめるx=2 を代入すると、
左辺:2/12+2/6+2/4=1
右辺:1
左辺と右辺が等しいので、x=2 は方程式の解である。 - 解けた3人いっしょにしたときに看板が仕上がるまでの時間は、2時間である。
答え 2時間
解けたね! =にした理由を、自分の言葉で言えたかな? 次は、ちがう分野の問題にも挑戦してみよう。
もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)
つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)
自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。
「4. つなぐ」で、x/12+x/6+x/4 と 1 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。
ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。
模範を見る
3人がした仕事を合わせると、看板がちょうど全部仕上がるから。
間違い探し
まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。
この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。
1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:x=(12+6+4)÷3 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?3人のかかる時間の平均が、3人いっしょにかかる時間だと考えてしまう。
どう確かめる?計算すると x=22/3 で、7時間より長い。Cさんひとりでも4時間で終わるので、3人ならそれより早いはず。1時間にする仕事の量をたして考える。
気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。
1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」
Aさんはこう書きました:12x+6x+4x=1 どこが違う?
なぜそう書きたくなる?全体を1とおいたあと、1時間の仕事量を1/12ではなく、かかる時間の12にしてしまう。
どう確かめる?xに2を入れると、12×2+6×2+4×2=44 で1にならない。Aさんは12時間で全体の1を終えるので、1時間には全体の1/12をすると考え直す。
気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。
ここまで理解できている?(小学校の内容)
つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!
この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。
- 1あたり×いくつ分=全体だって分かる? 代金・速さ・仕事の部品の作り方だよ。
小5「単位量あたりの大きさ」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:1個95円のゼリーを8個買うと、代金は何円ですか。
答えを見る
760円
- 全体を1として、1/10や1/15を足せるかな?
小5「分数の計算」を復習する(ポイント・例題・確認問題)
ためしに1問:水そうに水を入れます。はじめに水そう全体の1/4、次に全体の1/6を入れました。合わせて水そう全体のどれだけ入りましたか。
答えを見る
水そう全体の5/12
学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)/⑶ 一元一次方程式 イ(イ)