仕事・水そうの文章題 011

仕事・水そう 011 ★★☆

空の水そうに、毎分15Lずつ水を入れ始めました。入れ始めてから10分後に、水を入れたまま、底の栓(せん)をあけて毎分6Lずつ水をぬき始めました。水そうの水が240Lになるのは、水を入れ始めてから何分後ですか。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

テープ図毎分15L 入れる:はじめ 10分+そのあと、毎分6L ぬく:ぬかない+ぬく、?分後の水:240L毎分15L 入れるはじめ 10分そのあと毎分6L ぬくぬかないぬく?分後の水240L
テープ図:量の合計や差を表す図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

水を入れ始めてから水そうの水が240Lになるまでの時間を、x分後とする

ほかの置き方
  • 栓をあけてから水が240Lになるまでの時間をx分とする(入れ始めてからは x+10 分)

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(L・分)

✏ 答案に書く

  • x分間に入れた水:15x(L)
  • 水をぬいた時間:x-10(分)
  • ぬいた水:6(x-10)(L)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分単位
x分間に入れた水15Lx分15xL
水をぬいた時間x-10
ぬいた水6Lx-10分6(x-10)L

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

✏ 答案に書く

入れた水からぬいた水をひいた量が、240Lと同じになるので、

15x-6(x-10)=240

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン D 条件

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. 15x-6(x-10)=240
  2. 15x-6x+60=240
  3. 9x=180
  4. x=20

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=20 を 15x-6(x-10)=240 に代入すると、

左辺:15×20-6(20-10)=240

右辺:240

左辺と右辺が等しいので、x=20 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 240 と右辺 240 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

20分後なら、入れた水は 15×20=300L。ぬいたのは 20-10=10分間 で 6×10=60L。水そうの水は 300-60=240L になり、問題と合う。

✏ 答案に書く

水を入れ始めてから水そうの水が240Lになるのは、20分後である。

答え 20分後

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく水を入れ始めてから水そうの水が240Lになるまでの時間を、x分後とする。
  2. 表すx分間に入れた水:15x(L)
    水をぬいた時間:x-10(分)
    ぬいた水:6(x-10)(L)
  3. つなぐ入れた水からぬいた水をひいた量が、240Lと同じになるので、
    15x-6(x-10)=240
  4. 解く15x-6(x-10)=240
    15x-6x+60=240
    9x=180
    x=20
  5. 確かめるx=20 を代入すると、
    左辺:15×20-6(20-10)=240
    右辺:240
    左辺と右辺が等しいので、x=20 は方程式の解である。
  6. 解けた水を入れ始めてから水そうの水が240Lになるのは、20分後である。
    答え 20分後

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、15x-6(x-10)240 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

入れた水から、あとでぬいた水をひくと、240Lになるから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

1あたりといくつ分の取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:15x-6x=240 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?水をぬき始めたのは10分後からなのに、はじめからぬいていたと考えてしまう。

どう確かめる?解くと x=80/3 で、整数にならない。栓をあけたのは10分後なので、ぬいた時間は x-10 分。xに20を入れて、ぬいた時間が10分になるか確かめる。

気づくコツ:全体 = 1あたり × いくつ分。かけるのか、わるのかを3つ組で確かめよう。

かっこ忘れつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:15x-6x-10=240 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?6をかけるのをxだけにして、ぬいた時間 x-10 全体にかけ忘れる。

どう確かめる?xに20を入れると、15×20-6×20-10=170 で240にならない。6をかけるのは、ぬいた時間 x-10 全体なので、6(x-10) とかっこをつける。

気づくコツ:「全体を○倍」「全体から○」は、全体をかっこでくくってから計算しよう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)⑶ 一元一次方程式 イ(イ)