過不足・配分の文章題 014

過不足・配分 014 ★★★

花だんの植木ばちに、チューリップの球根(きゅうこん)を植えます。1つのはちに4個ずつ植えると11個余り、6個ずつ植えると9個足りません。球根は何個ありますか。

わからなくても大丈夫! 下の「ヒントをひとつずつ見る」を押すと、「1. 図」から順に考えられるよ。

どの形式で解くか、上のボタンでえらべるよ。

✏ 答案に書く の枠が、答案(ノート)に書くこと。そのほかは解説だよ。最後に「模範答案」があるよ。

1. 図

まず図で場面をつかもう。分かっている数と、求める「?」はどれかな?

テープ図1はち4個ずつ:?はち分+11個余る、1はち6個ずつ:?はち分+9個 足りない。合計は 球根 ?個1はち4個ずつ合計 球根 ?個?はち分11個余る1はち6個ずつ?はち分9個足りない
テープ図:量の合計や差を表す図

2. おく

求める数に、仮の名前 x をつけよう。何の x なのかが分かる1文で書くよ。答案の1行目だ!

✏ 答案に書く

球根の個数をx個とする

ほかの置き方
  • 植木ばちの数をxはちとする(球根は 4x+11 個とも 6x-9 個とも表せる)

ほかの置き方でも正解だよ。x は「仮にこう決めた数」なんだ。

3. 表す

1あたり × いくつ分 で、部品を作ろう。km と m、分と時間……単位はそろっているかな?

単位をそろえる

単位はそろっているよ(個・はち)

✏ 答案に書く

  • 4個ずつのとき植える球根:x-11(個)
  • 4個ずつのときの植木ばちの数:(x-11)/4(はち)
  • 6個ずつのとき必要な球根:x+9(個)
  • 6個ずつのときの植木ばちの数:(x+9)/6(はち)

解説:部品の3つ組表(1あたり × いくつ分)

部品1あたりいくつ分単位
4個ずつのとき植える球根x-11
4個ずつのときの植木ばちの数(x-11)/4はち
6個ずつのとき必要な球根x+9
6個ずつのときの植木ばちの数(x+9)/6はち

4. つなぐ

何と何が同じかな? 理由が言えたら、=でつなげるよ。

✏ 答案に書く

植え方を変えても、植木ばちの数は同じなので、

(x-11)/4=(x+9)/6

解説:「〜ので、」の部分が =にした理由。何と何が同じかを、場面の言葉で書こう。

解説:=のパターン B 2通り

5. 解く

てんびんの左右に同じことをしても、つり合ったままだよ。

✏ 答案に書く

  1. (x-11)/4=(x+9)/6
  2. 両辺に12をかけて 3(x-11)=2(x+9)
  3. 3x-33=2x+18
  4. 3x-2x=18+33
  5. x=51

6. 確かめる

求めた x の値を、作った方程式に代入しよう。左辺と右辺は等しくなるかな?

✏ 答案に書く

x=51 を (x-11)/4=(x+9)/6 に代入すると、

左辺:(51-11)/4=10

右辺:(51+9)/6=10

左辺と右辺が等しいので、x=51 は方程式の解である。

解説:てんびんで見ると、左辺 10 と右辺 10 でつり合っているね。

7. 解けた

仮の数だった x の値が分かって、問題が解けたね!

解説:答えを問題の場面に戻すと

球根が51個なら、4個ずつでは 51-11=40個を植えて、はちは 40÷4=10はち。6個ずつでは 51+9=60個いるので、はちは 60÷6=10はち。どちらも10はちで、問題と合う。

✏ 答案に書く

球根の個数は、51個である。

答え 51個(植木ばち10はち)

模範答案

答案(ノート)には、右側の文を上から順に書こう。色の枠 は段階の名前だから、答案には書かないよ。図や解説も書かなくて大丈夫。

  1. おく球根の個数をx個とする。
  2. 表す4個ずつのとき植える球根:x-11(個)
    4個ずつのときの植木ばちの数:(x-11)/4(はち)
    6個ずつのとき必要な球根:x+9(個)
    6個ずつのときの植木ばちの数:(x+9)/6(はち)
  3. つなぐ植え方を変えても、植木ばちの数は同じなので、
    (x-11)/4=(x+9)/6
  4. 解く(x-11)/4=(x+9)/6
    両辺に12をかけて 3(x-11)=2(x+9)
    3x-33=2x+18
    3x-2x=18+33
    x=51
  5. 確かめるx=51 を代入すると、
    左辺:(51-11)/4=10
    右辺:(51+9)/6=10
    左辺と右辺が等しいので、x=51 は方程式の解である。
  6. 解けた球根の個数は、51個である。
    答え 51個(植木ばち10はち)

もっと見たい人へ(開くと表示されるよ)

つなぐ理由を自分の言葉で書く(「4. つなぐ」のふり返り)

自分の言葉で書くと、ぐっとわかるようになるよ。

「4. つなぐ」で、(x-11)/4(x+9)/6 を=でつないだね。
この2つが等しいと言えるのはなぜ? 自分の言葉で書いてみよう。

ヒント:「何」と「何」が同じなのかを、問題の場面の言葉で書こう(x や式ではなく、「○年後の父の年齢」のように)。

模範を見る

4個ずつで考えても6個ずつで考えても、植木ばちの数は同じだから。

間違い探し

まちがいは、伸びる材料だよ。どこが違うか探してみよう。

この問題で起きやすいまちがいを、つまずきやすいポイントごとに並べたよ。どこが違うか考えてから開いてみよう。

ふえる・へるの取り違えつまずきやすい段階:「表す」

Aさんはこう書きました:(x+11)/4=(x-9)/6 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?「余る」はたし、「足りない」はひくと、言葉の感じで符号を決めてしまう。

どう確かめる?この式を解くと x=-51 になり、球根の数がマイナスになる。11個余るなら、植えた球根は x より11個少ないので x-11 としよう。

気づくコツ:「高い・後・増える」はたす、「安い・前・減る」はひく。場面の向きを確かめよう。

移項・計算のまちがいつまずきやすい段階:「解く」

Aさんはこう書きました:3(x-11)=2x+9 どこが違う?

なぜそう書きたくなる?両辺に12をかけるとき、右辺の (x+9) の9に2をかけ忘れる。

どう確かめる?この式を解くと x=42。xに42を入れると、4個ずつでは31個を植えることになり、4でわり切れない。右辺は (x+9) 全体に2をかけて 2x+18 としよう。

気づくコツ:移項すると符号が変わるよ。1行ずつ、左と右に同じことをしているか確かめよう。

つまずきやすいポイントをすべて見る

ここまで理解できている?(小学校の内容)

つまずいたら、小学校の内容に戻っても大丈夫!

この問題は、次のことが分かっていれば解けるよ。1つずつ確かめよう。自信がないものは、リンク先で復習できるよ。

小学校の復習をすべて見る

学習指導要領の項目:⑵ 文字を用いた式 ア(エ)⑶ 一元一次方程式 イ(イ)