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小4「□を使った式」

わからない数を□にして式に書き、□に入る数を求められるようになろう。そして、x は □ と同じだと分かろう。

『2. おく』で「〜を x とする」と決めるとき、x は小学校の□と同じ「わからないけれど、ある1つの数」なんだ。つまずきの段階では L1 にあたるよ。

ポイント

  1. わからない数も□と書けば、ふつうの数と同じように式に入れられるよ。
  2. □を求めるときは、逆の計算を使おう(たし算↔ひき算、かけ算↔わり算)。
  3. □を x に書きかえると、そのまま中1の方程式になるよ。

説明

上から順に読もう。どれも、読んだらすぐ下の「ためしてみよう」で確かめられるよ。

1. まずはここから:□は「わからないけれど、ある1つの数」

シールを何枚か持っていて、友だちから12枚もらったら30枚になったとするよ。はじめの「何枚か」は、まだわからない数だね。

わからない数は、□と書いておけば、ふつうの数と同じように式に入れられるんだ。この場面は □+12=30 と書けるよ。

□には、いつも1つの決まった数が入るよ。10を入れると 10+12=22 で30にならないし、18を入れると 18+12=30 でぴったりだね。だから □=18 だよ。

テープ図はじめの枚数 + もらった枚数:□枚+12枚。合計は 30枚はじめの枚数+ もらった枚数合計 30枚□枚12枚

ためしてみよう:□-9=25 の□に当てはまる数はいくつかな?

答えを見る

34(□=25+9。確かめ:34-9=25)

2. くわしく:逆の計算で□を求めよう

1本□円のジュースを4本買ったら520円だったとするよ。式は □×4=520 だね。かけ算の逆はわり算だから、□=520÷4=130 で、1本130円だよ。

たし算の逆はひき算、ひき算の逆はたし算、かけ算の逆はわり算、わり算の逆はかけ算だよ。求めたら、□に入れてもとの式が成り立つか確かめよう。

ひき算は、□がどこにあるかに気をつけよう。□-18=50 なら □=50+18 だけど、50-□=18 は「50から何かをひいて18」だから、□=50-18=32 になるんだ。

テープ図ジュース4本の代金:□円+□円+□円+□円。合計は 520円ジュース4本の代金合計 520円□円□円□円□円

ためしてみよう:□×8=96 の□に当てはまる数はいくつかな?

答えを見る

12(□=96÷8。確かめ:12×8=96)

3. くわしく:2段の式は「最後にしたこと」からもどそう

□×3+40=190 という式を考えよう。□に対して「3倍する」「40をたす」の順に計算しているね。

もどすときは、最後にしたことから先に取り消すんだ。まず40をひいて 190-40=150、これが □×3 だね。次に3でわって □=150÷3=50 だよ。

はくときは くつ下→くつ の順だけど、ぬぐときは くつ→くつ下 と逆の順になるよね。式をもどすのも同じなんだ。確かめは 50×3+40=190 で合っているね。

テープ図□×3+40:□+□+□+40。合計は 190□×3+40合計 19040

ためしてみよう:□×5-20=80 の□に当てはまる数はいくつかな?

答えを見る

20(まず 80+20=100、次に 100÷5=20。確かめ:20×5-20=80)

4. 中1へのつなぎ:□を x に書きかえよう

中1では、□のかわりに x という文字を使うよ。□×4+300=620 は、□を x にかえるだけで x×4+300=620 になるんだ。

中1の式では、×の記号を省いて、数を文字の前に書くきまりがあるよ。x×4 は 4x と書くから、4x+300=620 だね。

つまり x は、小学校の□と同じ「わからないけれど、ある1つの数」なんだ。『2. おく』で「〜を x とする」と書くのは、□を置くのと同じことだよ。

ためしてみよう:□×7+15 を、□を x にかえて、×を省いて書くとどうなるかな?

答えを見る

7x+15

例題

まず自分で考えてから、「解き方を見る」を開こう。

★☆☆ 例題1. 公園で子どもが何人か遊んでいました。あとから8人来たので、全部で23人になりました。はじめにいた人数を□人として式に表し、□を求めましょう。

解き方を見る
  1. 「はじめの人数+あとから来た人数=全部の人数」だから、□+8=23 だね。
  2. たし算の逆はひき算だから、□=23-8=15
  3. 確かめ:15+8=23 で合っているよ。

答え 式 □+8=23、15人

ここがポイント:まず場面どおりに□を入れた式を書いてから、逆の計算で□を求めよう。

★★☆ 例題2. 同じ値段のノートを6冊買って1000円を出したら、おつりは280円でした。ノート1冊の値段を□円として式に表し、□を求めましょう。

解き方を見る
  1. 「出したお金-ノートの代金=おつり」だから、1000-□×6=280 だね。
  2. 1000から何かをひいて280だから、ノートの代金は □×6=1000-280=720
  3. かけ算の逆はわり算だから、□=720÷6=120
  4. 確かめ:1000-120×6=1000-720=280 で合っているよ。

答え 式 1000-□×6=280、120円

ここがポイント:1000-□×6 のように、□の入った部分が「ひく数」のときは、ひき算でもどすんだよ。

★★★ 例題3. 1個□円のおにぎりに、1個あたり60円で具を追加しました。この具入りおにぎりを3個買ったら、代金は570円でした。□を使った式に表し、□を求めましょう。

解き方を見る
  1. 具入りおにぎり1個の値段は □+60 円だね。3個分だから、(□+60)×3=570
  2. 最後にしたのは「×3」だから、先に3でわる。□+60=570÷3=190
  3. 次に60をひいて、□=190-60=130
  4. 確かめ:(130+60)×3=190×3=570 で合っているよ。x を使うと (x+60)×3=570 だね。

答え 式 (□+60)×3=570、130円

ここがポイント:かっこでまとめた「1個分」を先に求めてから、中の□にもどそう。

まちがえやすいところ

まちがいは、伸びる材料だよ。どこでまちがえやすいか、先に知っておこう。

こうしてしまいがち:50-□=18 を見て、「ひき算の逆はたし算」だから □=50+18=68 とする。

なぜ?「ひき算の逆はたし算」とだけ覚えていて、□が「ひかれる数」なのか「ひく数」なのかを見ていないからだよ。

こう直そう:68を入れてみると 50-68 は18にならないね。□が「ひく数」のときは、50から18をひけばいいから □=50-18=32。求めたら必ずもとの式に入れて確かめよう。

こうしてしまいがち:□×3+40=190 を、左から順に「まず 190÷3」ともどそうとして、割り切れずに困る。

なぜ?式を左から読んだ順番のまま、もどそうとしているからだよ。

こう直そう:□に対して最後にしたのは「+40」だね。もどすときは最後から順に取り消すから、190-40=150、150÷3=50 だよ。割り切れなくて困ったら、順番を見直してみよう。

こうしてしまいがち:「□円より50円高い値段」を □×50 と書く。

なぜ?「高い」を「大きくなる」と感じて、かけ算にしてしまうからだよ。

こう直そう:□に100を入れて確かめよう。100円より50円高いのは150円だね。100×50=5000 ではなく 100+50=150 だから、正しくは □+50 だよ。

練習問題

「基本」から順に解こう。つまったら「ヒント」、解けたら「答えと解き方」で確かめよう。

基本(5問)

基本 1. バスに何人か乗っていました。次のバス停で14人乗ってきたので、41人になりました。はじめに乗っていた人数を□人として式に表し、□を求めましょう。

ヒント

たし算の逆はひき算だよ。41から14をひこう。

答えと解き方

式 □+14=41、27人

  1. はじめの人数+乗ってきた人数=41人 だから、□+14=41
  2. □=41-14=27
  3. 確かめ:27+14=41

基本 2. 色紙が何枚かありました。工作で23枚使ったら、38枚残りました。はじめにあった枚数を□枚として式に表し、□を求めましょう。

ヒント

使う前の枚数を求めるから、残りに使った枚数をたそう。

答えと解き方

式 □-23=38、61枚

  1. はじめの枚数-使った枚数=残り だから、□-23=38
  2. ひき算の逆はたし算だから、□=38+23=61
  3. 確かめ:61-23=38

基本 3. 同じ重さの本を6冊重ねてはかったら、1800gでした。1冊の重さを□gとして式に表し、□を求めましょう。

ヒント

かけ算の逆はわり算だよ。

答えと解き方

式 □×6=1800、300g

  1. 1冊の重さ×冊数=全体の重さ だから、□×6=1800
  2. □=1800÷6=300
  3. 確かめ:300×6=1800

基本 4. いちごを□個、4人で同じ数ずつ分けたら、1人9個になりました。□を使った式に表し、□を求めましょう。

ヒント

わり算の逆はかけ算だよ。1人分×人数で全部の数になるね。

答えと解き方

式 □÷4=9、36個

  1. 全部の数÷人数=1人分 だから、□÷4=9
  2. □=9×4=36
  3. 確かめ:36÷4=9

基本 5. 900mLのお茶のうち何mLかを飲んだら、残りは650mLでした。飲んだ量を□mLとして式に表し、□を求めましょう。

ヒント

□は「ひく数」だね。900から650をひこう。

答えと解き方

式 900-□=650、250mL

  1. はじめの量-飲んだ量=残り だから、900-□=650
  2. □がひく数だから、□=900-650=250
  3. 確かめ:900-250=650

練習(4問)

練習 1. 同じ重さのかんづめを6個、250gの箱に入れて重さをはかったら、全体で1450gでした。かんづめ1個の重さを□gとして式に表し、□を求めましょう。

ヒント

最後にしたのは「+250」だよ。先に箱の重さをひいてから、6でわろう。

答えと解き方

式 □×6+250=1450、200g

  1. かんづめの重さ+箱の重さ=全体の重さ だから、□×6+250=1450
  2. □×6=1450-250=1200
  3. □=1200÷6=200
  4. 確かめ:200×6+250=1450

練習 2. 1ふくろ□個入りのあめを5ふくろ買い、そのうち12個を妹にあげたら、残りは48個でした。□を使った式に表し、□を求めましょう。

ヒント

あげる前の個数は 48+12 だね。それが5ふくろ分だよ。

答えと解き方

式 □×5-12=48、12個

  1. 全部の個数-あげた個数=残り だから、□×5-12=48
  2. □×5=48+12=60
  3. □=60÷5=12
  4. 確かめ:12×5-12=60-12=48

練習 3. 長さ200cmのロープから、同じ長さのロープを3本切り取ったら、残りは56cmでした。切り取った1本の長さを□cmとして式に表し、□を求めましょう。

ヒント

切り取った3本分の長さは、200-56 で求められるよ。

答えと解き方

式 200-□×3=56、48cm

  1. もとの長さ-切り取った長さ=残り だから、200-□×3=56
  2. 切り取った長さは □×3=200-56=144
  3. □=144÷3=48
  4. 確かめ:200-48×3=200-144=56

練習 4. 花が何本かありました。さらに6本買ってきて、全部を3つの花びんに同じ本数ずつ入れたら、1つの花びんに8本ずつになりました。はじめの本数を□本として式に表し、□を求めましょう。

ヒント

最後にしたのは「÷3」だよ。先に 8×3 で全部の本数を出そう。

答えと解き方

式 (□+6)÷3=8、18本

  1. 全部の本数は □+6 本で、それを3つに分けたから (□+6)÷3=8
  2. わり算の逆はかけ算だから、□+6=8×3=24
  3. □=24-6=18
  4. 確かめ:(18+6)÷3=24÷3=8

中1へのかけ橋(3問)

中1へのかけ橋 1. 1個 x 円のりんごを5個と、1本90円のバナナを2本買いました。代金の合計を、x を使った式で表しましょう。×の記号は省いて書きましょう。

ヒント

りんごの代金は x×5、バナナの代金は 90×2 だよ。

答えと解き方

5x+180(円)

  1. りんごの代金は x×5=5x 円
  2. バナナの代金は 90×2=180 円
  3. 合計は 5x+180(円)だね。これが中1の『3. 表す』の部品だよ。

中1へのかけ橋 2. x 円持っていて、1個120円のパンを2個買いました。残ったお金を、x を使った式で表しましょう。

ヒント

1000円持っていたら、残りは 1000-120×2 だね。1000のところを x にしよう。

答えと解き方

x-240(円)

  1. パンの代金は 120×2=240 円
  2. 持っていたお金-パンの代金=残り だから、x-240(円)
  3. 確かめ:x が1000なら 1000-240=760 円残るね。

中1へのかけ橋 3. 遠足の費用を1人 x 円ずつ集めたら、8人で2400円集まりました。この関係を x を使った式に表し、x を求めましょう。

ヒント

x を□だと思えば、□×8=2400 と同じだよ。

答えと解き方

式 x×8=2400(8x=2400)、x=300(1人300円)

  1. 1人分×人数=集まったお金 だから、x×8=2400(8x=2400)
  2. かけ算の逆はわり算だから、x=2400÷8=300
  3. 確かめ:300×8=2400

確認問題

最後に、この単元ができるようになったか確かめよう。自分で解いてから、「答えを見る」を開こう。

1. あめを□個持っていました。友だちから35個もらったので、90個になりました。□に当てはまる数を求めましょう。

ヒント

□+35=90 だから、□は 90-35 で求められるよ。

答えを見る

55個

2. 7つの花びんに同じ本数ずつ花を入れたら、全部で84本になりました。1つの花びんの本数を□本として式に表し、□を求めましょう。

ヒント

かけ算の逆はわり算だから、□=84÷7 だよ。

答えを見る

式 □×7=84、12本

3. 1個 x 円のパンを3個と、1本150円のジュースを2本買ったら、代金は810円でした。x を使った式に表し、x を求めましょう。

ヒント

x を□だと思って、例題と同じように逆にたどってみよう。

答えを見る

式 x×3+150×2=810(3x+300=810)、x=170(パン1個170円)

この単元を使う中1の問題

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